アナ人生50年・梶原しげる アルツハイマー病を公表 今年早々に診断「ショックではありましたけど」

[ 2023年9月5日 13:13 ]

梶原しげる(2008年撮影)
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 元文化放送でフリーアナウンサーの梶原しげる(73)が5日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演し、アルツハイマー病を患っていることを明かした。

 梶原は1973年4月に文化放送に入社。1991年12月末で同局を退社し、フリーに。今年でアナウンサー人生50年となる。

 番組冒頭、黒柳徹子から「番組で初公表したいことがあるそうなんですけど」と振られた梶原は「あの~アルツハイマーと診断されまして。唐突な言い方ですけど」と告白。「今年早々に、何かちょっと変だなと思って、専門医に尋ねたところ、これはアルツハイマーの病いであるということを告げられました」と続けた。

 番組での公表を決意した理由については「友人たちにもいろいろ、アルツハイマーなんだ…って話をしたら“俺もそうだよ!”って非常に自分が思ってた以上に稀なことではなかった、っていうことを実感しました」と説明。「むしろ互いに情報交換して、アルツハイマーで生きて行こうというような感じで今日まで来てます」と笑顔を見せた。

 黒柳から「何か問題が起こる前に公表したかった?」と問われ、梶原は「アルツハイマーもそんな深刻には感じてなかった。生きていればいろいろあるだろうと。ひどく忘れっぽいんです」と語った。

 明らかな症状が出だしたのは昨年の7月。現場へ向かう途中、道が分からなくなり、マネジャーに電話したこともあったという。「本当にそうなんです。行く場所に着いて“梶原さんはいろいろな問題を抱えているからちゃんとしなきゃだめだよ”って言ってくれたにもかかわらず、到着できなかったっていう。本当にショックでしたね」ともらした。

 大学病院では「いろいろなことをしていただいて」とさまざまな検査をしたといい、「(病名を)ズバリ言われましたね。ショックではありましたけど、この病気はすぐなって、すぐ死んじゃうものじゃないと思いまして、アルツハイマーと一緒に生きていこうかなと思いました」とした。

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