亀井正貴弁護士 薬物事件の日大対応“空白の11日間”に「大麻の反応は1~2週間程度で消える…」

[ 2023年8月7日 10:49 ]

テレビ朝日
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 元大阪地検検事の亀井正貴弁護士が7日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)にリモート出演。日大アメリカンフットボール部の寮で7月、覚醒剤と大麻を所持したとして、警視庁薬物銃器対策課が覚醒剤取締法違反(所持)と大麻取締法違反(所持)の疑いで寮に住む部員の北畠成文容疑者(21)を逮捕したことに言及した。

 2018年の悪質タックル問題から5年後、名門を舞台に再び起きたスキャンダル。作家でOGの林真理子理事長が昨年、改革を掲げて就任したが、今回の事件では「違法な薬物が見つかったとかいうことは一切ございません」と話した翌日に寮に家宅捜索、3日後に逮捕という展開になった。理事長のもとに正確な情報が上がっていなかった可能性も指摘されている。

 捜査関係者によると、部員が違法薬物に関わっているとの情報が昨年、警視庁に寄せられていた。具体的な事実が確認できなかったため、警視庁は昨年12月にキャンパスで部員らを対象に薬物乱用の防止講座を開いた。今年に入ってからも同様の情報があり、警視庁から調査を求められた大学側が7月6日に寮を調べて、北畠容疑者の立ち会いの下、錠剤と植物片を発見した。18日夜に相談を受けた警視庁は20日未明にそれらを押収。鑑定の結果、28日に覚醒剤と大麻と判明し、8月3日に寮を家宅捜索した。事件をめぐっては、林理事長らが8日に記者会見する。

 亀井氏は、植物片、錠剤の発見から警視庁に相談するまでの“空白の11日間”に「大麻の反応は1~2週間程度で消える。この間の日大側の協議内容次第で“犯人隠避”“証拠隠滅”を疑われる可能性もある」と指摘。「尿反応が大麻の場合は1~2週間で消えますし、覚醒剤も一定期間で消える。大麻は使用罪が処罰規定になっていませんが、覚醒剤は使用罪が規定になっています。いずれにしても尿というのは非常に重要な証拠なので、この間の大学の協議内容によっては、犯人隠避であるとか、証拠隠滅の可能性もある。そもそもこの期間中、覚醒剤を所持していること自体が正当な目的がないのであれば、これ自体が犯罪んおで、もし複数でやっていれば共犯事件になってしまいますから、大学の対応としてもかなりリスキーな対応をしていると思います」と自身の見解を述べた。

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