山本未來 20年他界の父・山本寛斎さんの最期振り返り、テレビで涙 「忘れられない」病室での出来事

[ 2023年7月21日 13:50 ]

山本未來
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 女優の山本未來(48)が21日、テレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。2020年7月に他界した父で、デザイナーの山本寛斎さん(享年76)について話した。

 亡き父について「世の中で知られてるイメージ通りのエネルギッシュな感じ。普段実家にいる時は、女系家族で母と(未来の)姉がいるので、ほほ笑みながらおとなしくしてる感じで。本当の意味での子煩悩だなと。いっぱい愛情注いでもらったなと。私も母になんですけど、凄くそれを感じます」と振り返った。

 自身は2009年に長男が誕生も、2019年に離婚。翌年2月、女優業の傍ら、寛斎さんが50年前に立ち上げた会社にプロデューサーとして入社した。

 入社に至るまでは「私自身がちょうどシングルマザーになった翌年。いろいろ今後の事ももちろん考えていかなきゃいけないという時に、息子自身も一緒についてきてくれるっていう決断をしてくれて。今、13歳なんですが。息子に対してやっぱり責任を取っていかなきゃいけないなっていう思いが母親として一つあった。あとは少しずつ(子供が)手が離れつつあるので、私も将来、息子が去った後、溺愛しすぎないように、彼が去った後の人生も考えなきゃいけない。女優業を本当にもうずっとやらせていただいてて、凄い大好きなお仕事なので。欲張りですけど、軸に置きながら新たに学べてやってくる仕事があったらいいなっていうふうなことを家族なので父と共有したりしていた」と回想した。

 将来のビジョンを寛斎さんに話していたところ、現会長で、当時社長だった寛斎さんの弟から「是非うちでっていうラブコールをいただいて。それで加わることになったんです。でも入社した4日目に…父から、めまいがするから病院に行ったら検査入院すると連絡があって」と入社直後に寛斎さんから入院することを知らされたという。

 寛斎さんの誕生日と重なり、お祝いの食事会も計画していた矢先の入院。急性骨髄性白血病という診断で、コロナ禍も直撃して家族の見舞いも制限される中「治療も凄く前向きにとらえていた。本気でカムバックするつもりでいました」と振り返った。

 死去直前には、病室に会社幹部とともに呼ばれたといい「ごめんなさい…久々に話したので…」と涙を浮かべて、言葉を詰まらせた。

 「やりつくしたということでしたので。今後のことも急だったので、家族やスタッフも含めて。まだそういう話に至る前に入院しているので。最後のタスキを渡さなきゃということだったと思うんです。それこそ、真顔で武士のような口調で『わかっとるな』とか言うんですよ」と涙をぬぐいながら苦笑。「なんかドラマチックで。これが本音なんだろうなと。これだけ自分は残してきたものがあるから、あとは自分たちでどう活用していくか、力を合わせてやっていけよ、よろしく頼むなと。契りみたいなことを…それが忘れられないです。かっこよく締めくくってくれたなと思いました」としみじみと父の姿を思い浮かべていた。

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