甲子園通算37勝 名将・小倉全由氏が監督生活38年間で貫き通した信念 退任までのラスト1カ月に密着

[ 2023年5月27日 10:00 ]

27日放送のTBS「バース・デイ」は甲子園通算37勝を挙げた日大三・小倉全由監督の38年間の監督生活、最後の1カ月に密着(C)TBS
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 27日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)は、高校野球の監督として01年夏、11年夏の2度の優勝など甲子園通算37勝(関東第一での監督時代も含む)を挙げた日大三・小倉全由(まさよし)監督(66)の38年間の監督生活、最後の1カ月に密着した。

 38年間もの間、監督業に人生をささげた小倉氏。積み上げた甲子園の勝利数は歴代4位となる37勝。今年3月31日に教員の定年を迎え、同校を退職すると同時に監督退任を決断。同番組は退任までの最後の1カ月に密着した。

 日大三を2度甲子園優勝に導くなど高校野球界の一時代を築いた小倉氏。監督就任以来、貫いてきたことがあった。それは町田にある野球部寮に住む選手と寝食を共にすること。時には一緒にお風呂に入ることもあり、常に選手の近くで見守ってきた。

 自宅は寮から2時間以上かかる千葉の九十九里。1週間に一度帰れるかどうかの生活を38年間送ってきた。その小倉氏を支えたのが1つ年上の妻・敏子さん。小倉氏が関東第一の監督に就任した年に結婚。2人の子宝にも恵まれた。だが、監督業により子供たちの学校行事などには一切参加できなかった。それでも敏子さんが小倉氏を応援する気持ちは揺るがなかった。

 それは監督業の間、一度だけ自宅でメンバー表を書いた時にあった。そこで敏子さんは「コーヒー3杯、2時間半筆が動かない。それだけ1人1人の思いがすごい強いんだと思います。すごいかっこいいと思います。そういう監督でいつまでもいてほしい」と小倉氏の選手たちに対しての思いを知ったからだった。

 監督という職業に情熱を全て注ぎ込んできた小倉氏が迎えた3月31日のラストゲーム。最後の相手は東東京の雄・帝京。平日にも関わらず、多くの観客が見守る中行われた練習試合。果たしてラストゲームを勝利で飾ることはできたのか。また、38年間の監督生活を終えて戻った自宅で敏子さんから掛けられた言葉とは。

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