YouTubeのカバー企画が大好評 後藤真希 9月開幕ライブで生歌披露「もてなす気持ちがわんさか」 

[ 2022年8月20日 05:30 ]

笑顔を見せる後藤真希(撮影・西海健太郎)
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 歌手の後藤真希(36)が9月、自身初のカバーライブを開催する。6月からYouTubeで公開しているカバー企画「歌ってみた」が好評のためで、投稿してきた歌をステージで生披露する。スポニチ本紙の取材に「違う一面を発見してもらえると思います」とアピールし、2人の子供のこと、趣味のゲームのことも語った。

 13歳でデビューした時、恩師のつんく♂(53)に「10年に一人の逸材」と言わしめたその実力をいかんなく発揮する。23年たっても美貌は変わらず、色気は増すばかり。底抜けに明るい笑顔が印象的で、公私ともに充実した様子だ。

 「どういうライブになるのか自分でも想像がつかなくて、いい意味で楽しみにしています。ファンの皆さんもYouTubeで見るより会場で生で聴いた方が、絶対に違う一面を発見してもらえると思います」

 9月10日に大阪で開幕し、同23日の東京・恵比寿ガーデンホールで終える3会場5公演。ツアー名は「歌ってみた~Songs of You and Me!~」とした。

 6月にYouTubeチャンネル「ゴマキのギルド」で30曲のカバー「歌ってみた」に挑戦すると宣言した。初投稿は恩師率いるシャ乱Qの「ズルい女」。「モーニング娘。」のオーディションで歌った鈴木亜美(40)の「BE TOGETHER」や、人気アニメ「鬼滅の刃」の主題歌「残響散歌」(Aimer)など、自身にまつわる懐メロから最近の歌まで幅広くカバーし「うますぎる」「エモい」などと絶賛の声が相次いでいる。

 「企画にした方が面白みがあると思って30曲投稿という形にしました」と話した通り、狙い通りの盛り上がりとなった。アレンジを加え過ぎない、オリジナルをリスペクトしたカバーが好評で「とにかくオリジナルをたくさん聴く。1フレーズずつ何度も聴いて、呼吸の場所とか、その人の癖でおいしいところは自分のものにしています」と明かす。

 選曲は、偏りが出ないようにスタッフの意見を大切にしている。カバーライブの選曲も同様で、投稿動画の「いいね」の数なども踏まえて決めるという。昨年12月、10年ぶりに開いた有観客ライブでは、感極まって涙を流した。「皆さんをもてなす気持ちがわんさかあります。おもてなし精神全開のライブにしたい」と意気込んだ。

 《子供2人の憧れは芸能界よりもユーチューバー》長女(6)と長男(5)がユーチューバーに憧れていることも明かした。子供部屋にこもり、長男がおしゃべりするのを長女がカメラマンとなってiPadで撮影しているという。後藤は「自分たちで作った動画をよく私に見せにきます。芸能ではなくユーチューバーに興味があるみたい」とママの顔を見せた。「もし芸能に興味を持ったら?」と聞くと「大変だよって言いますね」と勧めないという。昨年、自身のライブを子供に見せた。「娘は歌よりも“可愛い服着てたね”って衣装に興味を持って絵で描いてくれました。息子はほぼ見てくれなかった」と苦笑い。結婚して後藤姓ではないため「ママって後藤真希なの?名前が2つあるの?」と不思議がられたという。

 《「エーペックス」に夢中》後藤といえば大のゲーム好き。最近、ハマり始めたのが「エーペックスレジェンズ」というシューティングゲームだ。「始めて数日でダメージ1000超えられるのはエグいって友達に言われました」。記者はその凄さが分からなかったが、取材に立ち会ったゲーム好きのスタッフが「凄いっす」と感嘆。後藤はゲームをする際にネットなどで「たくさん調べる」といい、それは歌をカバーする前に「たくさん聴く」のと同じ。「細かいんです。完璧主義者なんです」と性格を明かした。

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