辛坊治郎氏 安倍元首相の国葬に私見「“国葬をすべきかどうか”って言うこと自体、死者に対する冒とく」

[ 2022年7月31日 18:37 ]

辛坊治郎氏
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 キャスターの辛坊治郎氏(66)が31日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜後1・30)に出演。参院選の街頭演説中に銃撃されて死去した安倍晋三元首相の国葬を、9月27日に東京の日本武道館で実施すると閣議決定したことに言及した。

 国葬への賛否を問われ、辛坊氏は「どちらでもない。国葬は国家権力のあり方として過剰」と意思表示。続けて「私はね、安倍さんとは官邸でも話したことがあります。公邸に呼ばれて飯を食ったこともありますし、外で飯を食ったこともあります。私ね、特定の名前を出して“この人の国葬をすべきかどうか?”って言うこと自体がね、テレビでやるにはね、死者に対する冒とくだと思うんですよ。そんな議論はオレは嫌いだ!」と声を荒げた。

 怒りは収まらず、「だけども、それとプラスして、国葬そのものに賛成か反対かと聞かれりゃ、大っ嫌いだ、俺は!」と主張。その理由について、「俺、世の中で一番嫌いなものは、北朝鮮の金日成の銅像っていうのがあるけど、ああいう国家権力の発露の仕方が大っ嫌いで、国葬も同じ匂いがするから俺は基本的に嫌いなんだ」と述べた。

 辛坊氏は最後にもう一度、「だから、安倍さんの国葬をどうするかっていう議論はしたくない。国葬自体が嫌いなんだから、嫌いはしょうがねえだろ!」とキッパリと口にした。

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2022年7月31日のニュース