三浦瑠麗氏 安倍元首相の国葬に見解「反対意見出ない総理大臣いない」 政府の説明「理にかなってる」

[ 2022年7月31日 13:14 ]

三浦瑠麗氏
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 国際政治学者の三浦瑠麗氏(41)が31日、フジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)にコメンテーターとして出演。参院選の街頭演説中に銃撃され死去した安倍晋三元首相の国葬を、9月27日に東京・北の丸公園の日本武道館で実施すると閣議決定したことに言及した。

 国葬の葬儀委員長は岸田文雄首相が務め、費用は全額、国費から拠出する。政府は国葬を実施する理由として「憲政史上最長の8年8カ月にわたり首相の重責を担ったこと。東日本大震災からの復興など多くの実績や国際社会からの高い評価。蛮行による死去に国内外から追悼、哀悼の意が寄せられていることなどを挙げている。

 国葬の賛否について、モデルの滝川ロランは「あれだけ貢献された方だし、海外の方たちにとって(日本の首相は)安倍さんしか知らないと思う、今でも。安倍さん前後(の首相)の任期が短短すぎて。(任期が)長かったし、その分、外交ができたというのもある。海外から考えたら、それぐらいの扱いは当然じゃないかって見方もある」とコメント。国会での議論を経ておらず、閣議での決定に野党から批判もあるが「国会で、どっちにしろ自民が勝つんだから、とりあえず、形だけ。どうせ賛成になるんだから(やればいい)。あとは熱く語っていただければ」と話した。

 三浦氏は「反対の意見が出ることは健全というか、反対意見が出ない総理大臣なんかいない。政治的に見て、100人が100人、賛成なんてことはないと思う」と述べ、「ロランさんがおっしゃったように、今回、全然違うんです、海外からの評価が。やっぱり暗殺されたっていうのも大きい」としたうえで「岸田政権の説明は理にかなっていると思いますよ、私は」と見解を示した。

 続けて「政治マターだと思うんです。だから、当然、内閣総理大臣が閣議で決めるんです」と国会での審議は不要であるという立場を示し、「(国会が)審議をし始めちゃうと、安倍さんの評価に対して野党がマイナスのことを言わなきゃいけなくなる。そうじゃなくて、これはお葬式だから、そういうレガシーを話し合うんじゃなく、お葬式としてみんなで悼みましょう。各国から首脳が来るんだから、みんなで献花してもらうでいいと思う」とした。

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2022年7月31日のニュース