AKB48岡田奈々が神奈川で凱旋ソロコンサート「これからも一緒に私の夢を追いかけてくれたらうれしい」

[ 2022年7月11日 10:57 ]

故郷神奈川で凱旋ソロコンサートを行うAKB48岡田奈々
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 AKB48岡田奈々(24)が10日、神奈川県民ホールでソロコンサート「岡田奈々 10th Anniversary Concert ~Starting Over~」追加公演を行った。デビュー10周年を記念した4年ぶりのソロコンサートで、3日の東京・昭和女子大学人見記念講堂公演に続く、生まれ故郷での凱旋ステージ。ダブルアンコールまでで、全23曲。1月の「AKB48歌唱力No.1決定戦」でも優勝した、“AKB48グループ屈指の歌唱力”を存分に披露した。

 アンコール1曲目。「AKB48歌唱力No.1決定戦」でも歌った、シンガーソングライター家入レオ(27)の「未完成」を歌い終えて、緑のペンライトで埋め尽くされた観客席を見渡すと、次なる夢がはっきり見えた。

 「アイドルを10年やってきて、こうやって大きなステージでやらせてもらえるようになりました。また次の10年でどこまでいけるか。私の目標は、全国ツアーであり、いつか日本武道館を満員にしてソロコンサートをするということです」

 いつも謙虚で控えめな岡田が、力強く誓った。目の前に広がる光景は、地道に10年間、人気と実力をコツコツと積み上げてきた成果の賜物。だから、この先の道のりも見据えることができた。

 全23曲中15曲。AKB48以外の歌手の楽曲に挑戦した。男性アイドルグループKing & Princeの「シンデレラガール」や、昨年ヒットしたAdoの「うっせぇわ」、テレビアニメ「鬼滅の刃」の主題歌「残響散歌」(Aimer)などを熱唱。表現力の幅広さを証明した。

 「AKB48グループの中で上手と言われても、外の世界に出たらまだまだ私は底辺だなって思い知らされています」

 今年は「マギ―迷宮組曲―」など2本のミュージカル舞台にも出演。グループを離れたソロ活動で、さらなる研さんを積んできた。評価を得たり、壁にもぶつかる毎日を過ごして、いちアーティストとして、今後も長く活動していく決意と覚悟を高めてきた。

 「私は、やっぱり歌うことが好き。歌ってうまいだけじゃ響かないし、自分も楽しくない。今夜、もしかしたら音程やリズムが合わなかったり、歌詞を間違えたりもあるかもしれないけれど、それも含めて皆さんに(思いを)伝えていきたい」

 アンコールでは、秋元康氏から授かったソロ曲「壊さなきゃいけないもの」、このコンサートのために人生で初めて自ら作詞した新曲「この世から僕だけが消えることが出来たら」を歌った。

 「これからもずっと一緒に、私の夢を追いかけてくれたらうれしいです」

 ファンとともに実現させた10周年ソロコンサートは、岡田をさらに飛躍させる節目となった。

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