鈴木保奈美 家族円満の秘けつについて「秘けつがあったら…」

[ 2022年4月4日 17:10 ]

舞台「セールスマンの死」の記者会見に登場した(左から)鶴見辰吾、林遣都、鈴木保奈美、段田安則、福士誠治、高橋克実 (撮影・小田切葉月)
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 俳優の段田安則(65)、女優の鈴木保奈美(55)らが4日、東京・PARCO劇場で行われた舞台「セールスマンの死」の初日会見に登場した。同作は世界中の名優が演じ続けてきたアーサー・ミラーの代表作。1950年代の米・ニューヨークを舞台に過酷な競争社会、若者の挫折、家庭の崩壊を描いた作品だ。65歳の節目に本作の主演を務める段田は「1週間くらい前は不安いっぱいだったが、劇場に来て手応えを感じている。暗いお芝居にはなりますが、バラ色の人生を歩んでいる人もそうでない人も、どなたでもお越し下さい」と呼び掛けた。

 段田の妻を演じるのは、本格的な舞台出演が25年ぶり2回目となる鈴木。「通しと返し稽古、プレビュー公演とゲネプロの違いも分かってません」と笑っていた。会見では家族円満の秘けつを問われると「秘けつがあったら、このような作品はきっと生まれていないと思います」ときっぱり。「リハーサルで亡くなった父のことを思い返すことがあった。こんなにさらけ出している家族はうらやましい」と胸の内を語っていた。

 同作は4日から東京・PARCO劇場で開幕し、5月29日までに全国6都市で上演される予定。

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2022年4月4日のニュース