橋下徹氏 ロシアの情報統制に「西側の情報がしっかり届くようなシステム、ネットワークを」

[ 2022年3月3日 08:33 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が3日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。欧州連合(EU)が2日に、ウクライナを侵攻したロシアへの制裁の一環として、ロシアの国営メディアについてEU圏内での放送や配信を禁止したことに言及した。

 放送や配信を禁止したのは「ロシア・トゥデー」と「スプートニク」。EUは「侵攻を正当化し、EUを分裂させるために、うそを広めている」と非難している。また、番組では、大手民間企業でもロシアに反発する動きが広がっているとし、米アップルが、ロシアでiPhone(アイフォーン)など全ての製品の販売を停止したことのほか、EUがロシアに対し、国際決済ネットワーク「国際銀行間通信協会(SWIFT)」からロシアの銀行7行を排除する制裁を導入したことなども伝えた。

 MCの谷原章介が「排除という方法だけがロシアを苦しめることになるのでしょうか?」と聞くと、橋下氏は「一般の企業的なサービスだったら、ロシアでのそういうサービスを停止するっていうのは圧力になると思うんですけれども、情報に関しては、ちょっとこれいろいろな考え方がありますけど、これからロシアが情報統制をやっていきますから、その情報統制をかいくぐれるような端末だったりシステムをロシアの方にしっかり張り巡らしていくっていうのも西側の戦略になると思うんですよ」と指摘。

 そして「中国は一歩進んでいて国家が全部、情報統制できる仕組みをもう確立しているんですが、ロシアはそこまでいっていませんから、これはなんとか西側の知恵で、端末とシステムでロシアの政府が出す情報以外の西側の情報がしっかり届くようなシステム、ネットワークを張り巡らせるっていうのも戦略じゃないのかなって思いますね」と自身の考えを話した。

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2022年3月3日のニュース