なかやまきんに君 意外な名付け親「この名前すごいなと感じて」

[ 2022年2月19日 18:12 ]

なかやまきんに君
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 吉本興業を昨年いっぱいで退所したお笑いタレントなかやまきんに君(43)が、19日放送のTOKYO FM「SUBARU Wonderful Journey~土曜日のエウレカ~」(土曜後5・00)にゲスト出演し、筋肉タレントになる原点を明かした。

 福岡出身のきんに君は、高校時代にバスケットボールをプレー。「3年の夏で大会があって引退するじゃないですか?その後からですね、筋トレ。17歳、高校3年なんですけど、急に運動をやめるのが嫌だなと思いまして。そこからジムに通い出すんですよ」。しかし、選んだのが特殊なジムだったという。「そこがたまたまボディービルのマニアックなジムだったので、ベンチプレスとか26年前とかやってた感じですね」。そこからボディービルにのめり込むようになったことを明かした。

 それとは別に、お笑いの世界に憧れていたきんに君は、大阪に出て吉本総合芸能学院(NSC)に進んだ。お笑いブームとあって、入学者数は前年の倍の600人もいたという。「最初なんで、とにかく覚えてもらわないといけないというのがどこかにありまして、ネタもできないので。同じユニホームを着て行ったら覚えてもらえる。『あいついつも同じ服装で来てるな』と分かると思って、タンクトップを着ようと思いました」。タンクトップ姿に、ボディービルで鍛えたマッチョな姿は人の目を引いたという。「大阪の難波のあたりを歩いてたら、先輩たちと時々すれ違って、なんばグランド花月の中ですれ違ったりすると、『やばいやつがいる』みたいな。FUJIWARAさんとか、そういう方にも言われたりしたんですよ」。そのうち、FUJIWARAが出演するライブに呼んでもらえることになったという。

 芸名もFUJIWARAのライブから生まれた。「FUJIWARAさんのイベントとか、ベースよしもとのイベントに呼んでもらって、ネタやってギャグやってという感じで。そこの流れで原西(孝幸)さんに『きんに君』と名付けてもらったんです」。芸人たちが若手のおもしろい芸名を考える大喜利の中で、原西が出した答えの中に「きんに君」があったという。「ボケなんですけど、最後、原西さんが『これでいいんじゃない?』と『きんに君』と書いてバンと出したら、会場もドカーンとウケて。『この名前すごいな』と感じて、そこからです」といきさつを説明した。

 NSCでは下の方のクラスだったという。華の22期生と言われるハイレベルな期で、同期にはキングコング、南海キャンディーズ山里亮太、ダイアンらそうそうたるメンバーが。そんな中、中間発表会ではキングコングが大ウケを誘ったことが劇場の支配人から発表されたという。「『最後に一言、中山翔二(きんに君の本名)っていたね?君ね、スタッフが一番笑ってました。はい、今日は以上です』って。キングコングと僕だけ一応、目を付けてもらって」。黄金世代の中で早くからつめあとを残していたきんに君に、パーソナリティーの「麒麟」川島明は「キングコングがMVPだけど、審査員特別賞みたいなのをもらったんだ」と驚いていた。

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2022年2月19日のニュース