河村隆一、肺腺がん手術後は「新しい命もらった気持ち」 闘病を振り返る

[ 2021年12月9日 14:42 ]

「アストラゼネカ肺がん啓発イベント ~知ってもらいたい、肺がんのこと~」に参加した河村隆一
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 2019年に肺腺がん手術を受けたロックバンド「LUNA SEA」のボーカルでアーティストの河村隆一(51)が9日、都内で行われたアストラゼネカ主催の肺がん啓発イベントに参加し、がん闘病経験をトークした。

 2018年の定期検診で約9ミリの影が見つかり、その後肺腺がんと診断された河村は「非喫煙者なのになぜ肺がんになったのか疑問だった。治る、治らないよりも、家族やスタッフにどう伝えようかすごく悩んだ。手術をして肺活量がどのくらい落ちてしまうのか心配だった」とがん宣告当時を振り返った。

 医者からは「ちゃんとトレーニングすれば肺活量がのばせる」と言われたといい、「手術から1カ月後にライブを予定していたので、ファンに会えることをイメージしながら毎日無理なく、トレーニングしていましたね」とステージ出演を心の支えにして闘病したという。

 19年1月11に内視鏡での切除手術を受け、2月19日のソロツアーで復帰。がん闘病からの復帰後は「いままで以上に1日1日、1本1本のライブ、ファンの前に立てることを大切にしようという気持ちが強くなりました。手術後は新しい命をもらった気持ち」と日常に感謝。また「手術して思ったのは、ステージ1の初期段階で見つかってよかったなということ。自分は健康優良児だと思っていたけどリスクがあると知らされた。怖がっている人ほどぜひ通ってほしい」と定期検診の重要さを訴えた。

 イベントには、2017年8月に肺腺がん手術した、タレントの青木さやか(48)も登壇。肺腺がんは人生で初めて受けた人間ドックで発覚といい、「私の場合は症状がまったくなかったし、咳すらしていなかった。なぜ無症状で見つけられたかというと定期検診のおかげ、初期の段階で見つけられたのは幸運と言われた。人間ドックを受けていたことに尽きる」と体験談を語った。

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