藤井3冠 竜王戦第4局開始 戦型は角換わり 午前のおやつは長門ゆずきちのシフォンサンド

[ 2021年11月12日 11:04 ]

竜王戦第4局に臨む豊島将之竜王(左)と藤井聡太3冠(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太3冠(19)=王位、叡王、棋聖=が開幕3連勝で奪取へ王手をかける第34期竜王戦7番勝負第4局は12日午前9時、山口県宇部市で始まった。先手は豊島将之竜王(31)で両者飛先の歩を突き合った後、豊島が角道を開けたことで角換わりになった。両者の対局では第3局以来2局ぶりの戦型になった。

 藤井は勝てば史上最年少の4冠となる。また棋士の序列を表す席次で3位から1位に初めて就く。現在は3位だが、名人と並ぶビッグタイトルの獲得で豊島、渡辺明王将(37)=名人、棋王の3冠=を抜き、十代にして初めて名実ともに棋界のトップに立つ。

 豊島の午前のおやつはフルーツの盛り合わせで、藤井は長門ゆずきちのシフォンサンドとアイスコーヒー。長門ゆずきちは同県長門市を県内最大産地とする、カボスやスダチなど柑橘類の一種。全国各地を巡るタイトル戦。ご当地の食材を選択する傾向にある、藤井らしいチョイスだった。

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