小籔千豊 テレ朝の五輪スタッフ10人飲み会に「『自粛しろ』って散々言ってた人たちがね」

[ 2021年8月10日 22:09 ]

小籔千豊
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 テレビ朝日の東京五輪番組を担当していたスタッフ10人が、閉会式が行われた8日の夜に打ち上げ名目で飲酒を伴う飲み会を行っていた問題で、10日ABEMA「AbemaPrime」(火曜後9・00)の番組内で謝罪した。

 番組冒頭、テレビ朝日の斎藤康貴アナウンサー(33)が伝えた。これによると、スポーツ局の社員ら10人が、緊急事態宣言中の8日夜から9日未明にかけ、都内のカラオケ店で飲酒。このうち社員1人が店を出る際に誤って外に転落して負傷し、救急搬送されて入院中という。
 斎藤アナは「不要不急の外出等の自粛を呼びかける立場にありながら著しく自覚を欠く行動があったことは大変遺憾であり、深く反省しています。事態宣言下で尽力されている皆様をはじめ、関係各位に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び致します」と、同社が発表したコメントを読み上げた。
 これに、火曜MCを務めるお笑いタレントの小籔千豊(47)は「こちらの局関係者の方がこういうことになると、それは世間様もお怒りになると思います。『自粛せぇ』『コロナは怖い』って、散々言うてた局関係者がね。『五輪は(感染が)まん延するから中止も辞さない』って放送していた人たちが、五輪の打ち上げで夜に酒を飲む。そりゃ怒られるわな」と話した。
 続けて、小藪は「ある組織の末端の人がミスを犯したときに、マスコミの方々は『こんなヤツらがあの組織に交じってる』『自浄作用はどうなのか?』『この組織はアカンのちゃうか』って言ってきた。今は『やっぱり無理でしょ?』って問いたいです。末端まで、聖人君子でおらされるような組織はないと思うんですよ」と神妙な面持ちで語った。
 「そんな端っこまで全員真面目でルールを守ってる組織なんかあるか、と思っていて。これを機に、重箱の隅をつつくんじゃなくて、日本がよくなるような報道に変わっていってくれたらいいなと思いますね」と訴えた。

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2021年8月10日のニュース