フュージョンバンド「PRISM」ギタリスト和田アキラさん死去 64歳

[ 2021年3月29日 22:40 ]

 フュージョンバンド「PRISM(プリズム)」のギタリスト・和田アキラ(わだ・あきら、本名和田晃=わだ・あきら)さんが28日、敗血症による多臓器不全のため神奈川県内の病院で死去した。64歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。かねて病気療養中だった。29日、バンドの公式サイトで発表された。

 18歳の時、ベースの渡辺建(67)とともに日本初のフュージョンバンド「PRISM」を結成。翌76年、エリック・クラプトン(75)の日本公演の前座を務め、注目された。77年、デビューアルバム「PRISM」が発売日に完売するなど、伝説を残した。

 ラテン・フュージョン音楽の第一人者・松岡直也さん(2014年死去)の「松岡直也グループ」にも参加。松岡さんが作曲した中森明菜(55)の「ミ・アモーレ」(85年)に携わり、松岡さんが講師を務めたNHK教育「ベストサウンドIV」(88~89年)でギター講師を担当。PRISM、ソロ活動の傍ら、井上陽水(72)森高千里(51)らのアルバムやツアーに参加した。

 発表は以下の通り。

 PRISMを応援していただき、ありがとうございます。

 皆様へお知らせです

 かねてより病気療養中でした和田アキラは2021年3月28日に敗血症による多臓器不全により永眠しました。

 葬儀は遺族と近親者のみで執り行いました。

 お別れ会は、感染症の状況が落ち着きましたら行います。詳細は改めてお知らせ致します。

 生前たくさん方々のご厚情に深く感謝し、謹んでお知らせ申し上げます。

 和田アキラのご冥福をお祈り申し上げます。

 PRISMメンバー一同

続きを表示

2021年3月29日のニュース