松田丈志氏 東京五輪開催に2つの懸念「本当にそれってオリンピックなの?ってなりたくない」

[ 2021年1月16日 13:14 ]

松田丈志氏
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 競泳・五輪メダリストの松田丈志氏(36)が16日放送の読売テレビ「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」(土曜前11・55)に出演。アスリートの立場から、東京五輪開催への懸念を明かした。

 松田氏は懸念していることが2つあるとして、1つ目は競技直前でコロナ陽性者が出て、競技が中止されてしまうことだと語った。「世界中から選手やスタッフが集まってきて、検査をして陽性だったら、直前になって競技ができなくなる。こんな悲劇はない」と不安を口にした。

 さらに2つ目を、コロナの影響で海外の強豪選手が出場できず、競技のレベルが下がってしまうことであると告白。「オリンピックブランドって考えた時に、世界トップレベルの選手が集まって競い合うからこそ、そこにオリンピックの価値があると思う」と力説した。

 続けて、オリンピアンとして「やっぱりオリンピックはレベルの高い競技を担保してほしい」と心境を吐露。「(実力者不在のオリンピックで)入賞、メダルってなって、『本当にそれってオリンピックなの?』って自分もなりたくない」と競技者の思いを代弁した。

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2021年1月16日のニュース