二木芳人教授 大江戸線の新型コロナ“蛇口感染”報告に「三十何人に一気に広がるのは考えがたい」

[ 2021年1月15日 12:46 ]

フジテレビ社屋
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 昭和大の二木芳人客員教授(感染症学)が15日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に出演し、都営大江戸線の職員に新型コロナウイルスの集団感染が起きた件について私見を語った。

 昨年12月に運転士の感染が確認された後、他の運転士ら39人が感染していることが分かり、運転士不足から運行本数を約7割にして営業した。保健所の調査では、宿泊施設の共用洗面所で歯磨きをした人が、唾液が付いた手で蛇口に触れ、その蛇口を複数人で使用したことが、感染拡大につながった可能性があると報告されている。

 これについて二木氏は、「ここから三十何人に一気に広がるのは考えがたい気がするんです」と見解をコメントした。「このウイルスはマイクロ飛沫とか、“人-人”で感染します。控えておられる場所(施設)の状況は分かりませんですけど、他の要因もあるんじゃないか」と指摘。「ここだけと決めつけず、保健所も入っておられるので、検討されてますでしょうけど、こういうこともありますけど、他にも(可能性はある)」と話した。

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