「麒麟がくる」“筒井順慶”駿河太郎が初登場!吉田鋼太郎の自由な芝居に「僕はふざけないと決心(笑)」

[ 2020年11月15日 12:00 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」で筒井順慶を演じる駿河太郎(C)NHK
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 俳優の駿河太郎(42)が15日に放送されるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)第32話で初登場。戦国大名・筒井順慶を演じる。

 俳優の長谷川博己(43)が主演を務める大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生を描く。

 第32話は「反撃の二百挺(ちょう)」。「金ケ崎の退き口」から命からがら京に戻った光秀(長谷川)。美濃からやってきた煕子(木村文乃)や娘たちと束の間のひとときを過ごす。鉄砲を調達すべく、木下藤吉郎(佐々木蔵之介)と訪れた堺で、光秀は丸薬の商いで成功した駒(門脇麦)と出会う。さらに松永久秀(吉田鋼太郎)と大和で争う筒井順慶(駿河)と知り合い、駒の助けを得て大量の鉄砲の調達に成功する。手に入れた鉄砲で再び戦に出る信長(染谷将太)だったが、摂津で一向宗徒や三好の残党勢力に苦戦。さらに背後から朝倉・浅井の軍勢が迫り、再び四面楚歌に陥る…という展開。

 駿河が演じるのは、代々大和の豪族で興福寺衆徒の家に生まれた筒井順慶。大和を支配下に置こうとする松永久秀と対立。間に入る光秀と接近する。

 駿河は「筒井順慶は地元の方にすごく愛されていた人ということで、武将としての駆け引きの部分と人としてのおおらかさを意識して演じています。特殊メイクや衣装などからも、単なるお坊さんではなく、ちゃんと武将に見えるようにしています」と役作り。

 「順慶は松永久秀と敵対する役ですが、吉田鋼太郎さんとご一緒できるのはすごく楽しみです。視聴者目線で見ている限り、鋼太郎さんは結構自由に演じていらっしゃるので、あそこまでお芝居を楽しめるのは素晴らしいし、見習わないといけないなと思っていますが、一方で順慶はちゃんと演じないといけないなと…。順慶は若くして1つの国を治めてきているので、松永だけではなく誰かと相対した時には、凜とした強さが必要ではないかと思っています。今後、久秀と関わるシーンも多くなると思いますので、どういうお芝居になっていくのか僕自身もとても楽しみです。僕はどれだけ鋼太郎さんがふざけても、ふざけないと心に決めています(笑)」と吉田との共演について語った。

 順慶はのちに光秀の与力となるが、史実だと本能寺で光秀を裏切る。「本能寺の変の後、順慶は光秀を助けようとしていますが、最終的には秀吉側に付いたそうです。ドラマの中でどのように描かれるかまだ分かりませんが、自国のことや筒井家のことを考えて苦渋の決断を迫られて決断したと、ただ単に光秀を裏切ったのではない展開になっていると、うれしいです」

 「順慶が初登場する第32回は、光秀と順慶との出会いが描かれます。光秀と鉄砲をめぐって駆け引きをしますが、その場で、自分の損得を考えながら瞬時に判断していきますので、展開がとてもスリリングですし、演じる際は駆け引きの『間』を意識しながら演じました。普段は間を詰める演技が多いのですが、演出の方からも『存分に間を取ってください』とおっしゃっていただきまして、とても新鮮でした。是非、注目してご覧いただきたいと思います」とアピールしている。

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2020年11月15日のニュース