坂上忍 小出恵介の特集めぐり「疑問」投げかけ「どうやって『頑張れ!』って僕が言えるのか」

[ 2020年10月22日 13:48 ]

俳優の坂上忍
Photo By スポニチ

 俳優の坂上忍(53)が22日、MCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に出演。芸能活動を再開した俳優小出恵介(36)についての特集を巡り私見を語った。

 この日は17年6月に未成年女性との飲酒などが明るみに出て、芸能活動を無期限で停止していた小出が8月に芸能事務所「リズメディア」と専属契約を結び、来春公開の映画「女たち」に出演することについて特集。映画のプロデューサー・奥山和由氏(65)への電話インタビューでは、「通行人でもいいから」「何でもやらせて」という、小出の俳優復帰への熱い思いが明かされた。

 そんな中、小出の騒動時について「現実として、小出くんははめられたんじゃないかって報道も一部ではあった」ことを挙げつつ、「ただ、その真実というものに対して、明らかにするという行動がなかったのは事実」と指摘。

 その上で、今回、復帰を後押しするような構成での特集が組まれていることに不満を吐露し、「その点において、こうやって(話の中に)俳優仲間やさんまさんとか出てくるとは思うが、僕はちょっとコーナー自体の構成に甚だ疑問。そこら辺(説明責任)を抜きにしてどうやって『小出くん、頑張れ!』ってことを僕が言えるのか」と苦言を呈した。

 同番組ではこれまでさまざまなスキャンダルを取り上げてきた。「誰だって間違いは起こす。(出演者)それぞれの意見を聞いていくと、やっぱり説明責任を果たすべき、できれば会見を開くべきだ。FAXでもいいから、詳細を語る努力をすべきだっていうのは圧倒的に多い中、(小出の問題に関しては)その部分はすっぽり抜けてしまっている」と坂上。「叩かれるリスク」を背負った中で、会見やFAXなどで説明をした人の中でも「元に戻ろうと頑張っている方もいれば、戻れなくなっている方もいるのが現実」とし、「そういう人に対して、僕らは同業にもかかわらず、こういう仕事を引き受けた以上、自分の考えは言うべきだと思うから、僕は言う。でも、『この人、説明したんだから、やったことは肯定はできないけど、セカンドチャンスはあってしかるべきじゃないですか!』と言える」と説明責任を果たしているからこそ、番組で発言できると主張。

 「一番の根幹の部分が抜けている人に対して、小出くん云々じゃなくても、『小出くん、頑張れ!』と僕が言っちゃったら、これまでちゃんと、さらしものになってまで説明した人に顔向けができないと思っちゃう」とし、「どうしてもこれにはくみすることはできないというか…なんとも話しようがない」と話した。

続きを表示

2020年10月22日のニュース