九州南部大雨 橋下徹氏、ダム計画中止後の治水対策に疑問「怠っていたのであれば問題」

[ 2020年7月6日 12:13 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が6日、TBS系「グッとラック!」(月~金曜前8・00)にリモートで生出演し、4日未明から九州南部を襲った大雨について、建設中止になったダム計画を絡めてコメントした。

 大雨の影響で、ほぼ全域で氾濫した球磨川の上流にある川辺川では、ダム建設計画があったが、反対運動もあり08年に中止となっていた。橋下氏は「知事が考えたことだから、とやかく言うことではない」としながらも、「ダムを中止にしたのなら、ダムを使わない治水対策はその後しっかりできていたのか、検証は必要なんです」と指摘。「ずっと調べていると、2008年から12年間、ダムに頼らない治水対策をしっかりできていない、と僕は感じています」と話した。

 反対運動の一方で、下流の住民からはダム建設を求める声もあったという。橋下氏は「しかし、熊本にはダムは作らなかった。作らないのはいいんだけど、作らないならどういう対策をするのかっていうことを、もし怠っていたのであれば、それが影響してこういう水害になったのであれば、非常に問題だと思います」と述べた。

 活発な梅雨前線の影響で熊本、鹿児島など九州南部では記録的な大雨になり、熊本県などによると、県内でこれまで少なくとも22人の死亡が確認されている。

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2020年7月6日のニュース