藤井聡太七段 最年少タイトル挑戦なるか 棋聖戦決勝T決勝始まる 先手は永瀬2冠

[ 2020年6月4日 10:06 ]

2手目を指す藤井聡太七段(代表撮影・日本将棋連盟)
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 永瀬拓矢2冠=叡王(えいおう)、王座=(27)と藤井聡太七段(17)が対戦する将棋の第91期棋聖戦決勝トーナメント決勝が4日午前10時、東京都渋谷区の将棋会館で始まった。

 両者は午前9時36分、永瀬―藤井の順に早めの対局室入り。同46分には振り駒が行われ、歩が3枚で先手は永瀬に決まった。持ち時間は各4時間。

 勝者は8日に同所で開幕する5番勝負で渡辺明棋聖(36)=王将、棋王との3冠=と対戦する。藤井が勝てば屋敷伸之・現九段(48)が持つタイトル戦出場最年少記録(17歳10カ月24日)を4日更新する新記録となる。

  両者の公式戦での対戦は今回が初めてだが、3年前にabemaTVが企画し、当時新人の藤井が羽生善治九段ら現役トップ棋士7人と対戦する非公式戦「炎の7番勝負」で一度対戦し、唯一の黒星をつけたのが永瀬だった。現在は練習将棋を頻繁に指すなど深い交流がある2人。タイトル戦出場を決する大舞台で両者初手合という奇跡的な対決となった。

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