坂上忍&橋下氏 トランプ大統領を「おっちゃん」呼ばわりも…コロナ対策称賛「政治とはこういうこと」

[ 2020年5月14日 23:55 ]

俳優の坂上忍
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 俳優の坂上忍(52)が14日、自身がMCを務めるフジテレビ「直撃!シンソウ坂上」(木曜後9・00)の生放送に出演。安倍晋三首相の会見について、リモート出演した元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(50)と生討論を繰り広げ、米トランプ大統領の政策と比較した。

 安倍首相はこの日の会見で、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言について39県の解除を正式表明。さらに2020年度第二次補正予算案を編成する方針を表明した。中小テナントの家賃支援、困窮学生への支援、雇用調整助成金の拡充、ひとり親家庭への児童扶養手当の増額、自治体向けの臨時交付金の増額など5項目が論点となる。

 この5項目に対し坂上は「総合的に見て小出し感がある。『ああ、これもようやく手をつけてくれるんだな、検討してくれるんだな』という印象。大体想像の範囲内なんですよね。そこらへんで結構フラストレーション溜まっている方も多いかと思うのですが…」とチクリ。この発言に対し、リモート出演した橋下氏は「あのー、坂上さん、トランプ大統領って好きですか?あのおっちゃん」といきなり質問した。

 坂上は突然の質問に苦笑いしながらも「あのおっちゃんねえ、見てる分には面白いんですけど、お近づきにはなりたくないですね。ただ、分かりやすい」とコメント。橋下氏は続けて「そうそう、世界的にも大批判を食らっているおっちゃんですけど、今回のコロナ対策では、1人の従業員あたり一千万円を配りまくっている。上限が一つの事業所で10億円かな。ある事業所では5千万円くらい振り込まれてきていて、そのうちの75%は『もう返済しなくていい』と。やっぱりこういうことなのかなと思いますよ、政治ってね」とトランプ政権が可決した莫大な緊急補正予算法を称賛した。

 その上で「ただ、これをやろうと思うと、日本では借金の問題、財布のひもをにぎっている財務省から財政破綻、ハイパーインフレの懸念が出てくる。今後どうなるかは分からない。そういう時は政治家が腹をくくって『今はこういう状況なんだから、ハイパーインフレになろうが何であろうが、あとで何とかするからとにかく金を刷れ』というようなことを政治家が言わないと」と持論を展開。「この5項目は、財布のひもを握っている人たちがこういう話を嫌がるから、小出し小出しになってしまうんですよ。政治家には腹をくくってほしいですね」と、坂上が述べた「小出し感がある」という意見に対し丁寧に説明した。

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2020年5月14日のニュース