石原さとみ“聖火パフォーマンス”本番リハで「右手くるくる」お披露目

[ 2020年2月16日 05:30 ]

聖火リレーのリハーサルでトーチを手に笑顔でランナーを務める石原さとみ(撮影・吉田 剛)
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 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会と東京都は15日、3月26日に始まる五輪の聖火リレーのリハーサルを実施した。羽村市、国分寺市、八王子市の3市で計2・3キロのコースをランナー計22人が走り、羽村市では聖火リレー公式アンバサダーで女優の石原さとみ(33)がランナーを務めた。

 羽村市スポーツセンターから約800メートルのコースを4人でつなぎ、石原は第3走者を担当。実物のトーチ(長さ71センチ、重さ1・2キロ)を点火しないで右手に持ち、タスキをモチーフにした本番用の白いユニホーム姿で約200メートルを走った。

 「緊張したけど、凄くワクワクしていて、実際に走ったらあっという間でした。沿道のみなさんが手を振ってくださったのが凄くうれしくて、笑顔になっていたら、どんどん速く走ってしまいました。(トーチの)重さも感じなかった」

 リハーサルのため並走しない予定だったサポートランナー10人が、石原を囲んで走る特別待遇の中、笑顔で沿道からの声援に応えた。第4走者に引き継ぐトーチキスでは、事前に練習した右手をくるくる回してトーチを指さすパフォーマンスも披露した。石原は本番では5月8日に長崎で走る予定。「先にリハーサルできて本当に良かった。長崎では、反戦、核廃絶などをしっかり願って、一歩一歩大切に聖火をつなげたい」と抱負を語った。

 羽村市の沿道にはわずか200メートルの区間に約2000人がひしめくなど大混乱。国分寺、八王子でも人混みでごった返した。3月26日の福島から121日かけて47都道府県859市町村を巡る聖火リレーは、この日の石原のほか、KAT―TUNの亀梨和也(33、東京)やタレントの指原莉乃(27、大分)ら有名人が何人もトーチをつなぐ予定だ。

 大勢のファンや見物人のほか、有名人を狙って各地でユーチューバーが並走パフォーマンスを狙いにくるのは必至。組織委担当者も「各都道府県の実行委員会とよく協議して対策を考えなきゃいけない。(本番へ)大きな課題の一つです」と警戒を強めた。大事故につながりかねないだけに、対策の練り直しを迫られそうだ。

 《田口亜希さん 車いすで「応援の力は凄い!!」》石原と同じく聖火リレー公式アンバサダーであるパラリンピアンの田口亜希さん(48)もランナーを務めた。八王子市の7区間約1200メートルのコースを16人(10人の団体が1区間)でつないだが田口さんは6番目を担当。トーチを立てる専用のアタッチメントを車いすに装着し約200メートルを走った。沿道の声援が凄かったこともあり「ワクワクしました。応援の力はやっぱり凄いと思いました」と満足そうに感想を述べていた。

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