役所広司、初のワイヤアクションで体中アザだらけ「楽だと思われがちだけど非常に疲れる」

[ 2019年11月16日 14:45 ]

映画「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)沢城みゆき、役所広司、宮野真守
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 日中合作映画「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」(監督ユー・フェイ)の公開を記念した舞台あいさつが16日、都内で行われ、主演の役所広司(63)が登壇した。

 ヒマラヤ救助隊の隊長役として、41年の俳優人生で初となるワイヤーアクションに挑戦し、撮影時はのべ27時間も宙づりになっていた役所は、「ワイヤアクションはただつるされているだけだから楽だと思われがちだけど、体幹が非常に疲れるんです。終わったときは体中、(縛られた跡の)アザだらけでした」と撮影時の裏話を披露。「アクション映画はもういいです」と冗談交じりに振り返った。

 とはいえ、4カ月をかけて世界中のさまざまな場所で撮影を行い、香港、中国、台湾、カナダ、ニュージーランドなど国際色豊かなスタッフ陣との映画作りに触れた役所は、「日本映画の撮影は、長くても2、3カ月。ひとつの作品を時間をかけて作るのは大変ではあるけれど、自分が演じる役とじっくり腰を据えてつきあえたのは、ぜいたくな経験でした」と語り、作品の出来映えに手応えを感じている様子だった。

 このイベントには、日本語吹き替え版を担当した声優の沢城みゆき(34)、宮野真守(36)も登場した。

 同作品は15日から公開中。「フェイス/オフ」「M:I-2」「レッドクリフ」シリーズなど世界的大ヒット作を手掛けてきたテレンス・チャン氏がプロデューサーを務めている。

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2019年11月16日のニュース