江口寿史氏、小池一夫さん悼む 最期までツイートに「ご本人も言葉によって生かされていたんだと」

[ 2019年4月20日 08:55 ]

小池一夫さん
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 ドラマや映画でも大ヒットした漫画「子連れ狼」などの原作で知られる作家の小池一夫さんが17日に肺炎のため、82歳で亡くなったことを受け、漫画家の江口寿史氏(63)が19日、自身のツイッターで追悼した。

 「小池一夫先生のご逝去に際しては、これまでなかった感覚を味わいました」と思いをつづった江口氏。「肉体の力はおそらくもう限界にきていたのだろうに日々変わらないツイートをされていて。今日の近親の方による逝去のご報告と、ご本人のひとつ前の普段通りのツイートがあまりに地続きというか。生と死の境い目がないというか」と小池さんが亡くなる直前までツイッターで発言を続けていたことに触れた。

 さらに「漫画原作者として言葉の一言一句にこだわってこられたであろう小池先生が最後の最後まで言葉を駆使し、このツイッターという場で多くの人に癒しと元気を与え続けたということは本当に素晴らしいことだなと。そして多分ご本人も言葉によって生かされていたんだと思います」と見解。「そこにはツイッターというものの存在意義があったし、言葉の力というものの強さというか、そういうことをあらためて思い知らされました。お疲れ様でした。安らかに」と悼んだ。

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