猪狩敦子 舞台「エグ女2019」出演、女性だけの世界で「本音の部分ナチュラルに」

[ 2019年2月21日 07:00 ]

舞台「エグ女2019」に出演する猪狩敦子
Photo By 提供写真

 エンターテインメント・ユニットのリーダーとして活躍する女優の猪狩敦子(42)が、26日初日の舞台「エグ女2019」に出演する。初日を前に出演舞台作品への思いと意気込みを語った。

 同作品は、ほぼ実際にあった女性たちの物語をダブルキャストで舞台化したもので、昨年に続いての上演。出演者は全て女性で本音をあけすけに語るオムニバスストーリーが、口コミにより大きな人気となった。今回も心の奥底にある妬(ねた)み、僻(ひが)み、計算高さなど男性には決して見せない見せない内面を描き、女性の奥深さがふんだんに詰め込まれている。

 これまでエンターテインメントの世界で10年以上にわたってユニット「bpm」のリーダーを務めてきた猪狩だが、女性だけの舞台は過去に1回経験だけで共演者とは全て初めての共演となる。「女性だけ(の舞台)は新鮮。挑戦に感謝ですね」と力が入る。

 10編のストーリーでは友達同士、家族、恋愛などの繊細な人間関係、微妙な心の読み合いといったセリフのやり取りが展開される。猪狩は「チーム女狐」「チーム女豹」と名付けられたダブルキャスト「女狐」の一員で、役柄は“エグさ”において中間的な存在だという。「女子って言葉の裏を読む人も日常的にいる。(反応は)表面上なんだろうなと思ってそれに乗ってあげる人はとても多い」と語るように、女性らしい心の動きにも実感がこもる。

 ただリーダーとしての経験から、自身については「中身が男性寄り。女子に気を使うタイプ。さばさばして引きずらない」と分析、男性の考え方も理解できることも多い。今回は多種多様なキャストが存在することから「エグいけど、女性にはかわいいところもあることを良いバランスで表現できたら。本音の部分をナチュラルに届けたい」と語り、さらに「共感できるキャストがいると思う。それぞれの正義を(キャストの)理解まで行かなくても、感じ取ってもらえれば」と意気込んでいる。

 東京・渋谷「CBGKシブゲキ!!」で3月3日まで上演。 

 ◆猪狩 敦子(いがり・あつこ)1976年(昭51)10月15日生まれ、埼玉県出身の42歳。エンターテインメント・ユニット「ハイブリッド・アミューズメント・ショウ bpm」に参加、リーダーとして10年以上にわたって全作品に出演。声優、CMナレーターとしても活動の場を広げている。

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2019年2月21日のニュース