上田監督「カメラを止めるな!」で作品賞「出た人を良い役者にするのが僕の仕事」

[ 2019年1月21日 05:00 ]

第61回ブルーリボン賞

作中に登場する護身術「ポン」で喜びを表現した上田慎一郎監督
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 「カメラを止めるな!」が作品賞を射止めた。昨年6月にわずか2館で公開されたが、あれよあれよという間に350館以上に拡大。興行収入31億円の大ヒットとなった。上田慎一郎監督(34)は「社会現象という意味で特別賞を頂くことが多い。純粋な評価で作品賞を頂けたのは凄くうれしいです」と語った。

 監督&俳優養成スクール「ENBUゼミナール」のシネマプロジェクト作品で出演者はほとんど無名俳優。「とにかく面白いものを作ろうと言ってできた作品。それが伝わるとこういうことも起こるんだなと思った」と笑顔を見せた。次回作のワークショップには1500人が応募。「良い役者で作品を撮るのではなく、出た人を良い役者にするのが僕の仕事」と頼もしく言い切った。

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2019年1月21日のニュース