「下町ロケット」熱演の森崎博之が大忙し!札幌HBCラジオ生放送に間に合うか?11月は移動車中収録も

[ 2018年12月16日 08:00 ]

「あぐり王国北海道NEXT」での森崎博之(C)HBC
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 熱演を披露しているTBS日曜劇場「下町ロケット」(日曜後9・00)も話題を呼ぶ演劇ユニット「TEAM NACS」のリーダー・森崎博之(47)がパーソナリティーを務める札幌・HBCラジオ「森崎博之のジャンジャンジャンプ!」(日曜後7・00)が16日、オンエアされる。この日は札幌から車で約4時間かかる場所で、午後3時頃までHBCテレビ「あぐり王国北海道NEXT」(土曜後5・00)の収録。札幌のスタジオにとんぼ返りし、午後7時からのラジオ生放送開始に間に合うか――。

 「森崎博之のジャンジャンジャンプ!」は2014年1月にスタート。同局によると、森崎が過去、生放送に遅れたことはないというが、「下町ロケット」の撮影などで多忙を極めた11月は2回連続で生放送の時間が取れず。スタジオ収録も難しく、1回はディレクターが午前5時に森崎の自宅に出向いて移動の車中で、もう1回は森崎が自宅から新千歳空港に向かう車中で収録し、急場をしのいだという。

 16日に行われる「あぐり王国北海道NEXT」の収録は午後3時頃まで。札幌に戻る移動時間は約4時間。午後7時に始まるラジオ生放送の開始ギリギリにスタジオに駆け込む計算になるが、同局関係者は「今回ばかりは本当に間に合わない事態もあるのではないかと少々心配しております」。遅れた場合、移動の車中から携帯電話による「入り中」(番組放送中に差し込まれる中継)を予定している。

 森崎は「下町ロケット」第6話(11月18日)からの第2章「ヤタガラス編」にレギュラー出演。主人公・佃航平(阿部寛)の大学時代の同級生で、無人トラクターの研究・開発に挑む北海道農業大学の教授・野木博文を好演している。

 現在も北海道を拠点に活動。俳優業の合間を縫い、北海道のレギュラー番組のほか、農業や食育にまつわる講演も行っている。過去にイベントで農業について語る姿を見た伊與田英徳プロデューサーが「野木というキャラクターは森崎さんしか想像できない」とオファーした。

 日曜劇場は初出演となり、自身に重なるキャラクターに「農業の看板を背負って出演する喜びを感じています」。第7話(11月25日)のラスト、佃を足蹴にする帝国重工機械製造部長・奥沢(福澤朗)に対し「あんたたちの考えはよく分かった。あの(遠隔操作システムの)開発コードをくれてやるよ。ただし、あんたにだけじゃない。あの開発コードを世界中に公開してやる。そうなれば、国内外の企業たちが軒並み開発を始める。アッという間に無秩序な過当競争だ。帝国重工の優位性も、たちまち失われるだろうな。私だって、おたくたちから仕事を頼まれた下請けだ。下請けが必要ないというなら、私の研究だって必要ないはずだ。そこまであんたたちが凄いというのなら、お得意の完全内製化ってやつで、自分たちの力だけでやればいいだろう。よそよりも優れたものを、下請け抜きで作れるものなら作ってみろ」と啖呵。視聴者から拍手喝采が沸き起こった。

 作家・池井戸潤氏のベストセラーシリーズが原作。経営難に追い込まれた下町(東京・大田区)の工場・佃製作所がその技術力により困難を打ち破る様を描き、列島に感動を巻き起こしたエンターテインメント巨編の3年ぶり続編。同じTEAM NACSの安田顕(45)が前作からレギュラー出演しており、共演が実現した。北海道の人気者2人が顔を揃えたとあり、札幌地区は第6話の19・4%など、高視聴率をマークしている(ビデオリサーチ調べ)。

 結局、森崎はラジオ生放送開始に間に合い、インターネットニュースで全国的な話題になったことを喜んだ。

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