新海監督最新作「天気の子」 主人公の声は2000人以上のオーディションを勝ち抜いた2人

[ 2018年12月13日 18:22 ]

「天気の子」の製作発表を行った新海誠監督(中央)と声優に抜てきされた醍醐虎汰朗(右)、森七菜
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 新海誠監督(45)の最新作「天気の子 Weather With You」の製作発表記者会見が13日、都内で行われ、声の出演者が発表された。主人公・森嶋帆高役には俳優の醍醐虎汰朗(18)、不思議な能力を持つ少女・天野陽菜役には女優の森七菜(17)が2000人以上集まったオーディションから選ばれた。

 新海監督は「君の名は。」で「神木君と上白石さんが素晴らしい仕事してくれたので、選ぶのにたいへん苦労しました」と吐露するも、「迷いましたが、この二人にしてよかったと確信しています」と語った。

 まず、醍醐については「帆高そのもの。すごく似ている。初々しくて、一生懸命だけど空回りしている。かわいらしいし、応援したくなる人」とし、見た人が「これは自分じゃないか」と思わせる大きな器を感じたという。それを聞いて、醍醐は「うれしくてニヤけたくなる」とはにかみ「プレッシャーもあるけれど、わくわくしています」と語った。

 森は「人前にあまり出ることがないので、緊張しています」とやや硬い表情を見せた。新海監督は森を選んだ理由を「とらえどころのない子。天気のような子。さっきは晴れてたかと思うと、雨が降っているような」とし、「立ち居振る舞い、見た目が陽菜。聖なる“ホーリー”な感じがする」と不思議な魅力を評価した。森は「オーディションを受けた瞬間から結果が気になって、わかるまで何十年も待っていた気がしました」と明かし、陽菜役大抜擢には「すごくうれしかったです」と笑顔を見せた。

 醍醐と森は以前にドラマで共演経験があるという。オーディションには有名な俳優もたくさん来ていたというが、新海監督最新作「天気の子」 声の出演は2000人以上のオーディションを勝ち抜いた「未知なる人たち」、選ばれた二人を「未知の人たちと仕事をする」と評し、将来的には「俳優としては間違いなくトップになる」と断言した。

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2018年12月13日のニュース