ASKA 5年ぶり全国ツアー開始「おかえり」の大歓声に「お待たせ〜」

[ 2018年11月5日 21:30 ]

ASKA全国ツアー初日で熱唱するASKA(撮影・ 久冨木 修)
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 歌手のASKA(60)が5日夜、5年ぶりの全国ツアーを東京国際フォーラムでスタートさせた。

 コンサートは2014年の覚醒剤事件後初めて。「おかえり」の大歓声に「お待たせ〜」と応えると、人差し指を立て「どんだけ〜」「まぼろし〜」と、IKKO(56)のものまねを続けておどけた。「楽屋でやったらウケたのでやろうと思った。取材の皆さんはここだけ取り上げないでね。いつも通りボケから始まったということなので」と話すと、客席は笑いに包まれた。

 コンサートは13年3月、東京・NHKホールでソロ公演を行って以来。14年に覚せい剤取締法違反罪で懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受けて以来、初めてとなった。「約5年ぶりになるのかな、ステージに立つのは」と感慨深げ。満員の観客5000人に「いろんな意味で自分の中で形となっていくステージ。同じ空間を最高のものにして同じ出口に出ていきたいので、お付き合いください」と呼びかけた。

 オーケストラとの共演は10年ぶり。東京フィルハーモニー交響楽団の楽団員がプロローグの演奏を終えると、ステージ脇から歩いて登場した。紺色のスーツ姿。表情は硬く、やや緊張した面持ちで、拍手に右手を挙げて応じた。

 CHAGE and ASKAの「熱風」でスタート。ヒット曲「SAY YES」「PRIDE」「Man&Woman」のほか、ソロのヒット曲「はじまりはいつも雨」など全17曲の構成。粘り気のある独特な歌声も、体を反ってハイトーンボイスを繰り出すスタイルも健在で、還暦とは思えない若々しいステージングを繰り広げた。

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2018年11月5日のニュース