朝倉あき大感激「下町ロケット」劇中歌担当“天使の歌声”「リベラ」と初対面「長年の夢が叶った」

[ 2018年10月27日 12:00 ]

「LIBERA」の少年たちを激励訪問した朝倉あき(中央右)と庵原匠悟(中央左)(C)秋田大輔
Photo By スポニチ

 TBS日曜劇場「下町ロケット」(日曜後9・00)に佃製作所の“紅一点”としてレギュラー出演している女優の朝倉あき(27)と第1話に出演した子役の庵原匠悟(10)が、同作の劇中歌を担当している世界的な少年合唱団「LIBERA(リベラ)」の来日公演を激励訪問した。

 “天使の歌声”を持つとも呼ばれるリベラは、メンバーのほとんどが拠点の英サウスロンドン在住者。7〜18歳の少年の中からオーディションで選抜され、今年結成20年。作曲家ロバート・プライズマン氏による独自の手法で育て上げられる歌声は唯一無二の崇高な美しさを誇り、映画「ハンニバル」のメーンテーマを担当したほか、世界的歌手ビョークやエルトン・ジョンらのアルバムに参加している。日本においては、プライズマン氏が作詞し、ピアニストの村松崇継氏が作曲した「彼方の光」がNHK「氷壁」(2006年)の主題歌として注目を浴びた。リベラが日本の民放ドラマの主題歌・劇中歌を歌うのは今回が初。

 俳優の阿部寛(54)が主演を務め、経営難に追い込まれた下町の町工場・佃製作所が技術力により困難を打ち破る様を描き、列島に感動を呼んだエンターテインメント巨編の3年ぶり続編。「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」「下町ロケット」(第1作)「陸王」に続き、池井戸潤氏の原作は5度目のドラマ化になるTBSだが、続編制作は初。第2弾の原作「下町ロケット ゴースト」(小学館)は7月20日に発売されたばかり。宇宙から大地へ、新たな物語が始まった。

 第1話、リベラの歌声が流れたのは、佃製作所の新たな挑戦「トランスミッション開発」が苦戦する中、佃(阿部)立花(竹内涼真)アキ(朝倉)が福井を訪れ、佃らが前作で生み出した人工心臓弁「ガウディ」を入れる手術を受けた少年・聖人(庵原)たちと再会。サッカーに励む聖人たちの姿に佃らが勇気をもらう場面を、リベラの代表曲の1つ「彼方の光」が彩った。

 リベラは今月21日から来日ツアー「Angel Voices Tour 2018“beyond”」(21〜22日・東京、24日・名古屋、26日・大阪)を開催。朝倉と庵原は東京公演を鑑賞し、コンサート後に初対面した。

 リベラの長年のファンだという朝倉だが、歌声を生で聴くのは初。「長年の夢が叶いました。第1話で流れた時は『空耳かな?』と思うくらい衝撃で、夢のようでした」と大感激。「リベラの歴史は20年と長いですが、メンバーが変わってもクオリティーが保たれているのは、たくさんの愛情を持って世界中に届くように頑張る彼らの努力によるもので、それに負けないように、私たちもたくさんの方にドラマが届くように頑張りたいと改めて気合が入りました。“佃品質”のように、ものづくりをされる方々の根本にある志の部分を大切にして、丁寧に演じていきたいなと思います」と大いに触発された。

 今後の劇中歌についても「ドラマのために収録してくださる曲がどのシーンに使われるか本当に楽しみですし、彼らの熱量と私たちの熱量がうまく高め合って間違いなく良いシーンになると思うので、期待していてほしいです」と呼び掛けた。

 庵原も「とてもきれいな声でした。天使のような歌声でした。話しているは、僕みたいに普通の子どもなんだけど、歌うとなると、歌手になっていました。言葉は英語で分からないけど、素敵なステージでした。感動しました。僕が『下町ロケット』に出演してるシーンで、リベラの曲が流れたんだけど、感動的なシーンになっているのを思い出しました。リベラの皆さんの歌声を近くで聴くことができて、うれしかったです」と笑みを浮かべていた。

続きを表示

2018年10月27日のニュース