円楽 肺がん「手術は大成功」 毒舌も復活「歌丸師匠に呼ばれたと思った」

[ 2018年10月12日 14:53 ]

公演前に報道陣の囲み取材に応じた三遊亭円楽
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 先月28日に初期の肺がんを患っていることを公表し、今月4日から休養していた落語家の三遊亭円楽(68)が12日、神奈川県・横浜にぎわい座で行われた独演会で仕事復帰をした。公演前には報道陣の囲み取材に応じ「手術は大成功だった」と復帰前と変わらぬ笑顔を見せた。

 円楽は「無事に手術が終わり昨日(11日)退院しました」と報告。手術は5日に行われたといい、約3時間で無事に終了した。がんは検査入院の時に見つかり「国際的な基準でいえばステージ1です」と明かした。

 がんが発覚したときは「歌丸師匠に呼ばれたと思ったね。“ふざけんな、このジジイ”って。それで後ろにはうちの師匠(5代目三遊亭円楽)も見えたね“俺も肺がんだったよ”って」と冗談を交えつつ当時の心境を明かした。それでもがんが早期で見つかったことに関しては「歌丸師匠が見つけてくれたんだね。“こっちにきちゃいけない”と」と感謝の気持ちもしのばせた。

 また肺気腫を併発しているといい呼吸が浅くなっていることも告白。「呼吸は浅いよ。ブレスが変わってくる」と芸に影響する部分もあるという。だが「人間の芸はその日の出来、不出来がありますから。個性は口調なんですよ。それが変わるから、自分の芸がどう変わるかは楽しみでもあります」と語った。

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2018年10月12日のニュース