中島貞夫監督「夢だったちゃんばら映画」に感無量 20年ぶりメガホン「多十郎殉愛記」

[ 2018年9月3日 19:30 ]

「京都国際映画祭2018」の概要発表会見に出席した中島貞夫監督(前列右から4人目)ら
Photo By スポニチ

 「京都国際映画祭2018」(10月11〜14日)の概要発表会見が3日、京都・よしもと祇園花月で開かれ、「新・極道の妻たち」「木枯し紋次郎」などで知られる京都を代表する巨匠・中島貞夫監督(84)が20年ぶりにメガホンを取った長編最新作「多十郎殉愛記」のワールドプレミア上映が発表された。

 中島監督は東大卒業後、東映に入社して京都で映画人生をスタートして来年で60年を迎える。映画祭の名誉実行委員長自らが満を持して作品を披露することになり、意気揚々と舞台上であいさつ。「多年の夢だったちゃんばら映画を作ることができてうれしい」と感無量の面持ちだ。

 今年で5回目となる映画祭のキャッチコピーは「京都上映中。」で「多十郎殉愛記」に出てくるシーンがポスターに採用されている。作品は幕末の京都が舞台で「ちゃんばらに次ぐちゃんばら」と映画祭総合プロデューサーの奥山和由氏(64)。主演は高良健吾(30)が務め、「生きのいいちゃんばら。自信あります」と中島監督の鼻息も荒かった。京都市・門川大作市長(67)も「中島監督の偉大さを実感しました」と敬意を表した。、

 また、女優・三田佳子(76)の映画祭アンバサダー就任も発表された。

続きを表示

この記事のフォト

2018年9月3日のニュース