大竹しのぶ 根津さん悼む「色気のある俳優さんがまた…」

[ 2016年12月30日 06:30 ]

紅白歌合戦リハーサルで泣きながら歌う大竹しのぶ
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 根津甚八さんの訃報は、NHK紅白歌合戦のリハーサル会場にも伝わり、共演経験がある出場歌手が悲しみに暮れた。

 1980年放送のTBSドラマ「恋人たち」で共演した大竹しのぶ(59)は紅白初出場の緊張の中、自身のリハーサル前に死去を知った。フランスのシャンソン歌手エディット・ピアフの名曲「愛の讃歌」を涙を流しながら歌唱した後、ロビーで会見。「凄く素敵な俳優さんで、20代の前半のころ、凄く憧れていて、共演もしていたので…。残念です」としのんだ。

 「恋人たち」では主演の根津さんと親密になる女性を演じた。81年には、同局のスペシャルドラマ「遙かなり マイ・ラブ―娘たちの戦後―」で、主演の大竹の婚約者を根津さんが演じた。「最近はご病気だとうかがっていたのでお会いしておりませんでした。色気のある俳優さんがまたいなくなってしまったという気持ちです」と胸中を語った。

 リハ中に流した涙の理由については、「この歌を歌うとき、愛する人が亡くなったという芝居とリンクするものがあるので」と説明。紅白出場が決まった際、娘のタレントIMALU(27)から「凄いじゃん!」と祝福されたことも明かした。

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2016年12月30日のニュース