月組新トップ、珠城りょう 正月公演へ「どんな世界が見えるか楽しみ」

[ 2016年12月30日 17:38 ]

「GRAND HOTEL」の舞台稽古をする愛希れいか(左)と珠城りょう
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 来年1月1日に兵庫・宝塚大劇場で開幕する月組新トップスター、珠城りょうの大劇場お披露目公演「グランドホテル/カルーセル輪舞曲」の公開稽古が30日、同劇場で行われた。

 トップの象徴でもある大きな羽飾りを背負い、大階段を下りたフィナーレでは誇らしげな表情で銀橋に立った珠城。初日通りに行うカーテンコールの段取りでは「あさっての初日より新生月組、スタートします」とあいさつした。

 入団9年目でのトップ就任は93年、同7年目でトップに立った天海祐希(49)に次ぐスピード出世。「グランドホテル」は、その天海も宝塚時代に出演したことのある名作で、ベルリンの高級ホテルを舞台に、わずか1日半の出来事を描く群像劇。89年にブロードウェーで初演されトニー賞も受賞した。この日はオリジナルの演出・振付・特別監修のトミー・チューン氏も客席で見守った。

 珠城は「これだけ大きな劇場で、お正月で、これだけの大作。こんな作品でお披露目というのは光栄です。初日で感じることを大事に、どんな世界が見えるかを楽しみにしたい」と話し、本番を心待ちにしている様子だ。

 同公演は来年1月1日〜30日、東京公演は2月21日〜3月26日。

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