石田純一 都知事選出馬も!「気持ちはある」と前向き

[ 2016年7月8日 05:30 ]

大勢の報道陣に囲まれる石田純一

 タレントの石田純一(62)が7日、東京都知事選(14日告示、31日投開票)への出馬を検討していることを明かした。東京・羽田空港で報道陣の取材に応じ「まだ出馬を決めてはいないが、気持ちはある」と前向きな姿勢を見せた。近く決断するとしている。自民党の小池百合子衆院議員(63)が党都連の推薦を待たずに6日に出馬を正式表明した直後のサプライズ。「駒不足」といわれた舞台に有名候補が躍り出た。

 「いくつかの市民団体からオファーがあった。ただ何も決めていないので。期待されているのはうれしいのですが…」

 都知事選に急浮上した笑顔が似合うタレントの第一声は戸惑いを含むものだった。羽田空港に詰めかけた100人以上の報道陣に対し、石田は真摯(しんし)に対応するも表情は硬いまま。民進党から名前が挙がったとされていることには「政党はどこからも要請はありません」と否定。「(出馬するなら)戦争しないことを大前提として子育て支援が大事なことを訴えたい」と意欲も語った。

 元々政治への関心は高かった。1997年から1年、テレビ朝日の報道番組「スーパーJチャンネル」でキャスターを務めた。89年に亡くなった父親の石田武さんはNHKのアナウンサーで、69年のアポロ11号の月面着陸を米国からリポートした。そんな家族構成もあって、小さい頃から報道や政治にも精通。永田町関係者は「駒不足と言われた都知事選に向けて民進党から出馬を望む声が上がっていたことも事実」と指摘した。

 現在の仕事はテレビ、ラジオのレギュラーが4本。単発のバラエティー番組へのゲスト出演やイベントなどで引っ張りダコで、スケジュールは埋まっている。周囲は「スポンサー契約もあるし、環境的に政界進出は不可能」。家族も反対しており、夫人の東尾理子(40)からは「やめてよね」と止められ、義父で本紙評論家の東尾修氏(66)には電話したが連絡がつかなかったという。数億円はあるとみられる収入に関しても知事になれば激減し、スタッフの生活を支えるのも厳しくなる。

 その中で、本紙の取材では、7日に北海道でスポンサーと接触したことが判明。石田は自ら交渉に動いた。この短期間で状況を変えることは相当厳しいが、誰からも愛される優しい人柄から出馬環境を整えることも十分に考えられる。「出馬が決まれば皆さんに報告します」。8日以降にも考えを表明する。

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2016年7月8日のニュース