ダウンタウン松本、実験的番組「ドキュメンタル」世界5カ国で配信

[ 2016年5月30日 06:00 ]

オリジナル作品「ドキュメンタル」を手掛けることになった松本人志(C)吉本興業

 ダウンタウンの松本人志(52)がインターネットで実験的なお笑い番組を手掛けることになった。複数の芸人が密閉された空間に放り込まれ、時間無制限の“にらめっこ”で戦うドキュメンタリーで、記録映像としての側面と精神的な闘いという意味から、タイトルは造語の「ドキュメンタル」。動画配信サービスの「Amazonプライム・ビデオ」から今秋に配信される。

 松本自身が1年半前から構想を温めており、Amazonサイドからの依頼もあったことで、地上波とは違って制約の少ないネットで発表することを決めた。番組の長さについては無制限で、今後のシリーズ化を予定している。制作関係者は「にらめっこという昔からの単純な遊びを題材にしたサバイバル戦。それをドキュメンタリーとして取り上げたらどうなるのか。かなり自由度の高い作品になりそうです」と説明した。

 本格的な企画会議もスタートしたばかりで、参加芸人やルールなどについては現在調整中。松本自身は、にらめっこには参戦しない予定で、実況を含めてどのように作品に関わるかも注目される。相方の浜田雅功(53)の番組参加はないという。

 松本は地上波でも、毎回テーマを変えて中年男性同士を競わせる人間観察ドキュメンタリー「働くおっさん劇場」(フジテレビ、2006年放送)を企画するなど実験的な番組を世に送り出してきた。TBS「水曜日のダウンタウン」(水曜後9・57)では、14年7月に、ものまねタレントのコロッケ(56)も参加した「にらめっこ最強決定戦」を開催している。

 お笑い関係者は「映画を監督した時に松本さんは“またジャンルの分からないものを作ってしまった”とよく言ってました。今回も、まったくどんな結末になるか分からない。そこが楽しみです」と話している。日本を含め、米国、英国、ドイツ、オーストリアの5カ国での配信も決定。トークやコント中心の従来のバラエティーという概念ではない“お笑いドキュメンタリー”。松本ワールド全開でリアルな笑いを追求する。

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2016年5月30日のニュース