異色タッグ!“宴会アイドル”が星野哲郎氏遺作曲でメジャーデビュー

[ 2016年2月18日 09:30 ]

昭和の大作詞家・星野哲郎さんの遺作「小猫の気持」でメジャーデビューする「チャッキーズ∞インフィニティ」

 “宴会アイドル”を自称する女性アイドルグループ「チャッキーズ∞インフィニティ」が17日、作詞家・故星野哲郎氏の遺作曲でメジャーデビューした。「小猫の気持」で、飼い主を探し求める小猫の姿を歌った曲。演歌・歌謡界を代表する昭和の作詞家と、アイドルによる異色タッグだ。

 チャッキーズ…は2013年結成。特徴は、アイドルが敬遠しがちな「酒」を一つのテーマとしていること。ライブではビールの注がれたジョッキを手に、ファンと乾杯するのが恒例。OLの制服風の衣装で歌って踊る、「一緒に飲めるセクシーアイドル」だ。

 「小猫の気持」は、♪私は小猫よ 夢みる小猫 やさしい飼い主さがしています――と、小猫目線で書かれた曲。プロデューサーが「小猫を人に置き換えると、若い女性が大人の男性を誘っているような詞。色気があり、大人なアイドルにピッタリ」とほれ込んだ。「ゴダイゴ」のミッキー吉野(64)がスローテンポの曲をつけ、80年代の歌謡曲風に仕上げた。メンバーは猫耳をつけ、ファンを誘うように見つめながら歌う。

 星野氏は2010年に85歳で他界。「函館の女」「兄弟船」「三百六十五歩のマーチ」と数々の名曲を残した。未発表曲も2000曲に上り、その一つが今作。リーダー倉本あや(28)は「大先生の曲で恐れ多いですが、先生のファンの方にも聴いていただけるようにしっかりと歌っていきたい」と力を込めた。

 まだ全国区ではないが、吉沢愛(24)は「働いている人の明日の力になれる曲を届けたい」と抱負。目標は大きく、東京ドーム公演。「ドームを居酒屋にして、みんなで乾杯したい」と夢見ている。

 ▽チャッキーズ∞インフィニティ 2013年8月8日に結成。昨年7月にインディーズデビュー。現在は7人体制で、倉本が「セクシー社長」、飛鳥ピアス(年齢非公表)が「お祭り盛り上げ部長」、吉沢ら5人が社員という肩書。新メンバー募集中で、カラオケ機器「JOYSOUND」から誰でも参加できるオーディションを開催中。倉本は「20歳以上で元気で明るく、盛り上げたい人を待ってます」。デビューシングルは「小猫の気持」と「お酒は二十歳から」の両A面。

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