安村 R―1は服着て挑戦!高校野球ネタ披露へ

[ 2016年1月4日 05:30 ]

服を着てR―1優勝を狙う安村

 「安心してください!はいてますよ」のフレーズで昨年ブレークしたピン芸人とにかく明るい安村(33)が、4日から1回戦がスタートする一人話芸日本一決定戦「R―1ぐらんぷり2016」では裸を封印、ユニホーム姿の高校球児ネタで挑むことを宣言した。

 「服を着ても着なくても世間は何かと僕のことを言うでしょうし、裸以外でやることに決めました。コンビ時代のコントを1人用に作り替えたネタ。そろそろ服を着ます!」

 2014年に解散したお笑いコンビ「アームストロング」では安村がネタ作りを担当。旭川実業高校では野球部に所属し、99年に夏の甲子園に出場。控え投手だったものの、伝令で聖地の土を踏んでいる。その経験を生かして、作り出したのが高校野球ネタだ。

 昨年はR―1で決勝進出を果たし、人気に火がついた。「井戸のお化け」のネタで11年にR―1王者になった先輩の佐久間一行(38)にアドバイスを受け、芸に磨きをかけている。今年は「将来的に営業の仕事で各地を回る」ことを見据えてライブでの漫談特訓も計画中だ。

 「単独ライブをやるとビックリするほどスベリますね。ピン芸はツッコミがいないのでネタが伝わりにくい。いかに分かりやすくお客さんに伝えるかがポイントです」

 服を着るのには切実な問題もある。昨年、10~11月にかけて秋田や宮城など東北地方で学園祭に参加。野外だったため冷え込みがきつく、体がしびれた。「優勝してみんなに知ってもらって服を着たいですよね」。楽屋で見かける安村はいつもパンツにくすんだ黒いTシャツ姿。そこに季節感はない。体の“安心”のためにも、とにかくパンイチを卒業する。

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