渡辺謙「王様と私」でトニー賞候補「米初舞台で…誇りに思う」

[ 2015年4月29日 05:30 ]

ニューヨークで、ミュージカル「王様と私」に出演する渡辺謙(リンカーンセンター・シアター提供、AP=共同)

 米演劇界最高の栄誉とされるトニー賞の候補が28日発表され、ブロードウェーのミュージカル「王様と私」で主役を務める俳優の渡辺謙(55)がミュージカル部門の主演男優賞にノミネートされた。この賞を含め「王様と私」は計9部門で候補になった。

 渡辺は「アメリカでの初舞台でノミネートしていただいたことを誇りに思っています」とコメント。演出家のバートレット・シャー氏と共演のケリー・オハラに「大きな力をくれました」と感謝している。

 受賞者の発表は6月7日(日本時間8日)に行われ、WOWOWで生中継される。日本人のトニー賞ノミネートは、2012年の石岡瑛子さん(衣装デザイン賞)以来3年ぶり。俳優としては59年のナンシー梅木さん(主演女優賞)以来56年ぶりとなる。

 渡辺は04年に映画「ラストサムライ」で米アカデミー賞にノミネートされたことがある。

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