ポップアートのブリット氏 著作権侵害とアップル提訴

[ 2015年4月15日 07:17 ]

 米ウォルト・ディズニーのキャラクターをモチーフにした作品などで知られるブラジル出身のポップアート作家ロメロ・ブリット氏が、自身の作風をまねた絵画をウェブサイトに掲載したとして、IT大手アップルを著作権侵害でフロリダ州の連邦地裁に提訴したことが14日分かった。

 損害賠償と掲載差し止めを求めている。提訴は4月6日付。請求額は明らかになっていない。

 訴状によると、問題の絵画が掲載されたのはアート作成のアプリを紹介する「新しい何かを始めよう」と題したアップルのサイト。絵画は一部店舗にも展示されたという。

 描いたのは「クレイグ・アンド・カール」という2人組のデザイナーで、ブリット氏はこの2人も提訴した。

 ブリット氏は米マイアミに拠点を置く。作品は黒く太い線と鮮やかな色彩を持ち味とし、ディズニーのほかコカ・コーラや国際サッカー連盟(FIFA)のキャンペーンなどで使われたこともある。(共同)

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