「アッコにおまかせ!」審理入り 作曲者偽装でBPO人権委

[ 2014年10月22日 15:46 ]

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は22日までに、佐村河内守氏の作曲者偽装問題を取り上げたTBS系情報バラエティー「アッコにおまかせ!」について審理入りすることを決めた。佐村河内氏が人権侵害の申立書を同委員会に提出していた。

 対象の番組は3月9日に放送。佐村河内氏の謝罪会見を取材し、その内容をまとめたVTRとともにスタジオトークを生放送で展開した。

 同委員会によると、佐村河内氏は「聴覚障害者であるかのように装って会見に臨んだとの印象を与え、名誉を著しくした」などと主張。TBSは「会見の綿密な取材と、診断書についての専門家の見解を踏まえて番組を制作した」と反論しているという。

 これとは別に、BPOの放送倫理検証委員会で、佐村河内氏を取り上げた「NHKスペシャル」などテレビ5局の7番組について「視聴者に著しい誤解を与えた」として審理を続けている。

続きを表示

2014年10月22日のニュース