さだまさし新アルバムで原点回帰 ジャケットで若かりし姿“復活”

[ 2014年8月18日 05:31 ]

新アルバム「第二楽章」のジャケットでは、若手俳優の高杉真宙がソロデビュー当時のさだまさしになりすました

 第二のさだまさしが誕生!?歌手のさだまさし(62)の新アルバム「第二楽章」(9月10日発売)のジャケットに、若かりし日のさだにソックリな男が登場した。

 ソロデビューした76年当時のさだに似ていながら、さだではない。同じ銀色のフレームのメガネをかけていながら、どこか格好良くて現代風。まさに、さだの生まれ変わりのような男だ。

 手掛けたのはクリエーティブディレクターの箭内道彦氏(50)。箭内氏はレコードの時代からさだの音楽を聴いており、自身のラジオ番組で流すなどさだ通。さだからの依頼を快諾した。

 今作はさだが「第二の音楽人生のスタート」と意欲を見せる作品。グレープでのデビューからの40周年イヤーを終え、新たな挑戦をしたいという気持ちを込めた。アコースティックギターの音色を生かした曲だけでなく、ロック調の曲、東日本大震災の被災地への思いを歌う曲もある。

 その意図をくんで箭内氏が考えたのが、デビュー当時への回帰。若きさだと骨格が似ている男性を探し、起用されたのは、若手俳優の高杉真宙(まひろ、18)。箭内氏は「もう一度みなさんに“さだまさし”に、ちゃんと出会っていただくためには、さだまさしの解体とさだまさしへの再帰が必要でした。それが今回のビジュアルプロデュースの核です」と説明した。

 さだはジャケットを見て、「なりすましだね」と笑った。アルバムについては「“第二楽章”というタイトルは、これまでの自分のキャリアと向かい合うためのもの。まだまだ第一楽章が終わったばかりだぞ、という自分への戒めのつもり」と明かした。62歳で新たな音楽人生が始まる。

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