市村正親がん転移なし「パパの帰りをまっていて!」

[ 2014年8月8日 05:30 ]

ミュージカル「モーツァルト!」の製作発表を行った(左から)花總まり、山崎育三郎、演出の小池修一郎氏、井上芳雄、平野綾

 胃がんで腹腔(ふくくう)鏡手術を受け療養中の俳優・市村正親(65)が舞台復帰作として予定しているミュージカル「モーツァルト!」(11月8日から東京・帝国劇場)の製作発表が7日、都内で行われた。

 演出の小池修一郎氏(59)が、市村から手術直後に「手術は成功して転移もないのでバッチリ。“モーツァルト!”で会いましょう」というメールが届いたと報告。回復に向けて順調な様子を明らかにした。

 会見冒頭、市村が共演者へ寄せたメッセージを司会が代読。02年の日本初演からモーツァルトの父親役で出演し、今度が5回目で「初めて父親役を演じとても思い入れのある役」とし、モーツァルト役でダブルキャストの井上芳雄(35)、山崎育三郎(28)らの名前を挙げて「パパの帰りを待っていてください」とユーモアたっぷりに呼び掛けた。

 井上もメールを送ったところ、「術後の痛みはあるけど大丈夫」との返信を受けたといい、「前回以上の元気さで帰ってきてくれると思う。演劇界のお父さんなので、再会が楽しみ」と笑顔。稽古は9月下旬に始まる予定で、市村が稽古場に復帰した際には「ハグして、みんなで胴上げしたい」と心待ちにしていた。

 市村は先月27日に早期の胃がんと公表し、公演中のミュージカル「ミス・サイゴン」を降板。翌日入院し、手術を受けた。

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2014年8月8日のニュース