キンタロー。女優デビュー ギャグ封印、お嬢さまルック

[ 2014年6月18日 05:30 ]

女学生風の衣装で「道頓堀パラダイス~夢の道頓堀レビュー誕生物語」スチール写真の撮影に臨んだキンタロー。

 お笑い芸人キンタロー。(32)が9月、大阪松竹座で上演される「道頓堀パラダイス~夢の道頓堀レビュー誕生物語」(13~24日)で“女優デビュー”することになった。芝居小屋が並び、華やかだった大正時代の道頓堀を舞台に、スターを夢見てレッスンに励む少女の役で、得意のダンスも生かせる適役。ギャグも封印し「これまでは“どれだけ笑ってもらえるか”でしたが、共演者の足を引っ張らないようにしないと…」と真面目に意気込んでいる。

 キンタロー。が本気モードで女優デビューすることになった。

 舞台は大正時代、OSK日本歌劇団の前身「松竹楽劇部生徒養成所」が設立されたころ、舞台を夢見て奮闘する少女たちの物語。キンタロー。はその養成所の生徒で、お金持ちのお嬢さまという設定。お手伝いさんを連れて養成所に通うという、浮世離れした一面を持ちながらも、ヒロイン役の元宝塚歌劇団雪組娘役トップ、舞羽美海(26)と手を携えスターを夢見る役どころだ。

 既に、東京都内のスタジオでスチール撮影も終え準備は着々。キンタロー。といえば元AKB48前田敦子(22)のモノマネでブレークして以降、得意のダンス番組以外はAKB衣装のイメージがこびりついているが、今回はそんな衣装も脱ぎ捨て、大正ロマンの“お嬢さまルック”で超ノリノリだ。

 実は中学時代、3年間演劇部に所属していたというキンタロー。だが、これまで1度だけドラマにゲスト出演しただけで、本格的な芝居は今回が初めて。「普段はピンの活動なので、チームワークで作品を作り上げていくのは未知の世界で正直怖い。ドキュメンタリーで見たことのある(芝居の)稽古風景は壮絶だったし…」と完全にビビッている。

 しかし、それは“本気”の裏返し。「お客さまの反応が楽しみ。とにかく足を引っ張らないよう頑張ります」と大真面目に熱演を誓った。

 ▽道頓堀パラダイス 1922年(大11)4月、大阪松竹座の開場に向け組織された松竹楽劇部生徒養成所。舞台を夢見る少女たちの青春物語で、共演は国広富之(61)高田次郎(82)ら。キンタロー。は東京でのスケジュールをこなしながらの舞台となるため、お笑いコンビ「天然もろこし」の関根知佳(34)とのダブルキャスト。

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2014年6月18日のニュース