ASKA容疑者、覚せい剤所持容疑で逮捕…否認も陽性反応

[ 2014年5月17日 11:49 ]

「CHAGE and ASKA」のASKA容疑者

 男性デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA(本名・宮崎重明)容疑者(56)が17日、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで警視庁に逮捕された。

 逮捕容疑は4月6日ごろと同12日ごろ、東京都港区のマンションの室内で、少量の覚せい剤を所持した疑い。ASKA容疑者は「私は今まで覚せい剤を所持したことはありません」と容疑を否認している。

 警視庁は自宅や関係先を家宅捜索した。入手経路などを調べる。

 その後の尿検査で、覚せい剤、合成麻薬MDMAの陽性反応が出た。同庁は覚せい剤を使った疑いもあるとみて調べる。同庁によるとASKA容疑者の自宅を家宅捜索したところ、数種類の違法薬物とみられるものや、薬物の使用器具が見つかった。

 また警視庁は同日、ASKA容疑者の知人の会社員栩内香澄美容疑者(37)=東京都港区=も覚せい剤所持の疑いで逮捕した。

 昨年夏、一部週刊誌で覚せい剤などの薬物使用と暴力団組員との“黒い交際”が報じられ、所属事務所は公式サイトで「報道の内容は事実に反しており、大変遺憾です。弊社としてはこれらの報道に対し、厳重に抗議いたします」と反論。

 ASKA容疑者も同9月に公式サイトで「記事にあるような、違法なことは一切やっていません。事実無根」と全面否定。「この悔しさは、音楽で取り払ってみせると決心いたしました」という心境に至ったとつづっていた。

 同10月、勝手に「週刊文春」の取材に応じ、暴力団との関わりを認めたASKA容疑者に対し、所属事務所は活動自粛を発表した。

 2009年に活動を休止した「CHAGE and ASKA」は昨年1月、6年ぶりの活動再開を発表。8月に東京・国立代々木競技場第1体育館で公演を予定していたが、6月にASKA容疑者に一過性脳虚血症の疑いがあるとして活動休止を発表。公演は延期になっていた。

 1979年に「ひとり咲き」でデビュー。ドラマの主題歌にもなった「SAY YES」や「YAH YAH YAH」など数多くのヒット曲がある。ASKA容疑者はソロとしても活動し、中国など海外でも人気を集めた。

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