なすび「悔しくてたまらない」登頂断念 28日にBC離れ下山

[ 2014年4月29日 18:38 ]

なすび

 東日本大震災による故郷・福島の復興支援のためエベレスト登頂を目指していたタレントのなすび(38)が29日、フェイスブックを更新。登頂を断念し、前日にベースキャンプから下山したことを明らかにした。

 エベレストで今月18日に雪崩が発生し、シェルパと呼ばれるネパール人ガイドら13人が死亡した影響から「登頂を目指す登山をこれ以上続けられなくなった」と報告。「残念で悔しくて、悔しくてたまらなくて、こんな報告をしなければならず本当につらいです」と苦しい胸の内をつづった。

 「福島の元気と勇気、夢と希望を発信する」ために臨んだ今回の挑戦だけに「こんな形で幕を降ろされることになるとは思ってもおらずでした」と、なすび。「頭では分かっていても気持ちの部分でどうしても割り切れず、ここ数日は自問自答を繰り返しながら、果たせなかった責任と守りたかった約束を前に、自分を見失いそうになりながらも、必死に自分と格闘を続けています」と現実と必死に向き合っている様子を示した。

 最後に「どういった結果になっても笑顔で日本に戻る、その自分を取り戻せるようにしたい」とつづったフェイスブックには、励ましのコメントが続々。「福島は十分励まされました」「堂々と帰国して」とエールが送られた。 

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