由紀さおり 猿之助プロデュース公演「私の女心が歌の中に出てくれば」

[ 2014年4月10日 20:14 ]

45周年スペシャルコンサートのリハーサルを行った由紀さおり

 今年でデビュー45周年を迎えた歌手・由紀さおり(65)が10日、東京・西麻布のEXシアター六本木で45周年スペシャルコンサート(11日~13日、全4公演)のリハーサルを行った。

 人気舞伎俳優・市川猿之助(38)がプロデュースを手がけ、J―POPのヒットメーカーで音楽プロデューサー・松尾潔が音楽監督を務めるという夢のコラボが実現。猿之助以前から由紀のファンだったことから同公演のプロデュースをすることになった。

 ちあきなおみの「四つのお願い」、故・島倉千代子さんの「愛のさざなみ」など昭和の名曲の数々を由紀さおり流にアレンジして歌うという今回限りの選曲で構成。

 由紀は、「歌謡曲という言葉があまり言われなくなった昨今ですが、自分のバックボーンは歌謡曲というのが一番馴染んでおりますので、私の中のジス・イズ・歌謡曲みたいな歌を今回プロデュースしてくださった市川猿之助さんと一緒に選び、最終的なジャッジは松尾潔さんが音楽監督をしてくださいました」と語った。

 また猿之助について「京都のホールの芸術監督になられたとき、『由紀さおりさんに“夜明けのスキャット”を歌いながらここを飛んでほしいな』とおっしゃったのをネットのニュースで知りました。恐る恐る猿之助さんにプロデュースをお願いしたところ、『歌舞伎の手法を取り入れて、歌の世界を再現したい』とおっしゃりながら快くお引き受けくださいました」と感謝。「猿之助さんは物事をお決めになるのがすごくスピーディーですし、適材適所の方をきちっと配置してくださり、ツボを外さない方だなと思いました。いまの私の女心が歌の中に出てくればいいなあって…。日本の女の人って、細やかで、せつなくて、可愛いんじゃないかなっていうところが皆さんに感じてもらえたらうれしいですね」と話していた。

続きを表示

2014年4月10日のニュース