能年玲奈 “祖父”への思い「蟹江さんに負けないかっこいい女優に」

[ 2014年4月10日 17:16 ]

「あまちゃん」ヒロインの能年玲奈

 女優の能年玲奈(20)が10日、自身のブログで、昨年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で共演し、先月30日に胃がんのため亡くなった俳優の蟹江敬三さん(享年69)をしのんだ。

 ドラマではヒロイン・天野アキと祖父の漁師・忠兵衛として共演。能年は「うまく事実を受け止められません。こういった事が、どういう事なのか、頭の中で整理がつきません」とショックの大きさをうかがわせる文章でブログを書き出した。

 そして、劇中で薬師丸ひろ子(49)が演じた「鈴鹿ひろ美」がつくるオリジナルの野菜ジュース「鈴鹿スペシャル」にまつわるエピソードを披露。「蟹江さんと、鈴鹿スペシャルを飲みました。蟹江さんが、『鈴鹿さんが、色んなものを入れてるぞ』と言って、二人で怯えたのを覚えています。実際にも、本当に不味かった。でも、そんな事が凄く楽しかったです」と“祖父と孫”の温かい交流を明かした。

 存在感のある演技で名バイプレーヤーとして活躍した蟹江さん。能年は「懐が大きくて、どんな言い方をしても受け止めてくださって、ぺーぺーながらにとても自由に演じさせていただきました。じいちゃん、かっこよくて大好き」としのび、「また作品でご一緒出来るように、その時はもっと楽しくなるように頑張らなきゃ、と思っていたのに、とても悔しいです」と再共演がかなわなかったことを悔やんだ。

 「漠然とした感覚なのですが、私、もっと頑張らなきゃ、絶対に頑張らなきゃ、と感じています。蟹江さんに負けないくらいかっこいい女優さんになりたい、と思っています」と天国の“じいちゃん”に誓った能年。「ご冥福をお祈りします。じいちゃん、かっけー!!!」と結び、冥福を祈った。

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2014年4月10日のニュース