「るろうに剣心」衝撃の主役交代!?佐藤健からくまモンへ

[ 2014年4月1日 05:00 ]

映画「るろうに剣心」のポスター(左)とエープリルフールに合わせ「くまモン」が登場したポスター

 8月公開の映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」をめぐり、製作配給のワーナー・ブラザース映画は31日、主役を佐藤健(25)から熊本県のキャラクター「くまモン」に急きょ交代させる旨をマスコミ各社に書面で発表した。くまモンが映画に初主演するというサプライズ。悔しがる佐藤を尻目に、同社はホームページやポスターの画像差し替え作業に追われたというのだが…。

 この映画は、2012年に佐藤主演で公開され、興行収入30・1億円を記録したヒット作の続編。「京都…」が8月1日、「伝説…」が9月13日にそれぞれ封切られ、2作連続公開される注目作だ。そんな映画の主役を、国民的人気のゆるキャラが奪うという。

 昨年8月、熊本ロケを陣中見舞いした際、大友啓史監督が才能にほれ込みオファー。くまモンが快諾し実現に向かった。「映画主演は夢だったからうれしいモン!」とコメントし、殺陣などについても「毎日くまモン体操をやっているから大丈夫!」と自信を見せているという。

 1日午前5時から公式サイトの画像や、全国の劇場に掲示するポスターを“佐藤バージョン”から“くまモンバージョン”に変更するため、スタッフらは急ピッチで対応に追われた。

 新ポスターでは、演じるキャラクターの「剣心」そのままに、頬には十字の傷。赤い着物を羽織ったくまモンがクールにたたずむ。

 跡形もなく消された佐藤は「ロケでお会いしたとき、確かにくまモンは体の切れがいいなと思っていたんです。でもまさかこんなことになるとは…。ポスター撮影までしていたなんて」と、悔しさをにじませたという。

 これらすべてが事実なら映画界では前代未聞の交代劇。実は、1日のエープリルフールに合わせたジョークで、ワーナーと熊本県が手を組んだ。映画と県観光のPRのための企画。公式サイトと劇場ポスターは、1日限定で本当に“くまモンバージョン”に模様替えされ、2日からは再び急ピッチで通常版に戻すというからスタッフは大変だ。

 とはいえ、当のくまモンは、まだ本気。ヒロイン武井咲(20)との共演に「会ったときに“かわいい!”と言ってもらったし、息もバッチリだモン!」と、もっともらしくコメント。同時に「後日、重大発表がある」とさらなるサプライズも予告しており、こちらは天地神明に誓って、うそではないという。

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